“年を取れば、こんなもん”ではない!

2017-03-01

平成29年2月12日の
自主開催による地元土岐市での1000人超えの講演後、
確実に土岐市が変わってきています。
当日お願いしたことの一つが、
主治医は変えなくても良いので
認知症だけでも、早めに当院にかかってくださいということです。
遠方の方は、近所の医師は家庭医として残し、
当院で専門治療を受けるという意識が自然とできるのですが・・
近隣の方の受診が遅れる傾向があったのです。

『なぜもっと早く受診しなかったの?』と聞くと
家庭医は、
“年を取れば、こんなもんですよ!”とのこと。
講演では、はっきり言いました。
『認知症について、質問して、
検査もせずに”年を取れば、こんなもんですよ!”
と答えた医師に認知症について更なる質問は無駄です。
認知症だけでも当院に受診してください。』

講演のおかげで、地元の方も
たくさん受診してくれるようになりました。
やはり、患者さんは、長年お世話になっている
家庭医の先生を変えずに
認知症だけ受診できることは、
安堵感があるようです。
そんな気遣いをされる
地域の患者さん方は
本当に、心が優しいんです。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


ところが受診されてから困ったことが・・
① 家庭医から作用時間が15時間以上の睡眠薬が処方されている
・・中止したら、認知症のような症状は改善
② 家庭医から長年、漠然と悪心を抑える薬が処方されている
・・中止したら、小股歩行が改善して転倒のリスクは消失
③ 家庭医から、認知症の薬が漫然と処方されている
・・中止しただけで、攻撃性が改善
④ 採血をしたら、認知症でなく甲状腺機能低下症
・・ホルモン補充ですべてが改善

やはり認知症については、
専門医に受診したほうが
患者さんは、幸せなようです。

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ