2025-10-24 【お薦め本の紹介】2030―2040年 医療の真実-下町病院長だから見える医療の末路 下町の病院長が“現場の目線”でこれからの日本の医療と介護の行方を語る一冊です。2040年には高齢者が過去最多となり、誰もが医療や介護を受けにくくなる現実が目前に迫っています。知られざる病気の実態や家族の葛藤、そして地域医 …
2025-10-22 検査のための受診は本当に必要?──休日診療所で見えた現実と検査の正しい理解 先日、私は休日診療所で1日診療を担当しました。驚いたのは、「もう熱はないけれど検査だけしてほしい」という方の多さです。確かに、発熱の患者さんも数多くいましたが、実際に受診された方のうち約8割は、症状はすでに改善しているに …
2025-10-20 「金が尽きたら、退所」──在宅介護の限界が始まった 最近、私たちのグループホームでも「経済的理由による退所」という現実が、とうとう目の前に現れました。今回退所する利用者さんは、認知症の診断はありますが、介護度は1。日々穏やかに過ごしており、特に目立った身体的な介護が必要な …
2025-10-17 【お薦め本の紹介】「脂質=太る」という常識を覆す一冊『脂質起動』 本書では、糖質過多による「糖質疲労」から脱却し、脂質を味方につける食生活=“脂質起動”を提案。脂質は、エネルギー源として優れ、太りにくく、疲れにくい体質をつくるカギだと説きます。さらに、「オイルファースト」「カーボラスト …
2025-10-15 「痛くない片頭痛」って放っておいて大丈夫? ある日、突然視界の中にギザギザした光が現れ、まるで万華鏡をのぞいているようにチカチカと輝きながら波打つように動く。そして10分ほどでスッと消える。──そんな不思議な体験をしたことはありませんか?「なんだったんだろう」と思 …
2025-10-13 認知症治療 タウを叩け! 脳に届く次世代の一手 今回は、認知症治療、特にアルツハイマー型認知症の新たな治療法について、最近の話題を交えながら、できるだけわかりやすく解説します。 1.「脳の中に薬を届ける」という難題 アルツハイマー型認知症の治療薬は、長い間、大きな進展 …
2025-10-10 表彰の前に検証を 保険営業の“優秀”を疑え 『対馬の海に沈む』より 本書が描き出すJA対馬での不祥事は、単なる一個人の過ちとして片付けることのできない、組織と制度の深い病理をあぶり出しています。その中でも特に、「成果主義」「ノルマ至上主義」がいかに人間性を蝕み、最終的には組織そのものを崩 …
2025-10-08 「レカネマブ×障害者手帳」の矛盾 —— 医療費助成を目的とした手帳取得の是非を考える 近年、アルツハイマー型認知症に対する画期的な新薬として注目されている「レカネマブ(商品名:レケンビ)」が国内でも承認され、2023年より保険適用となりました。早期のアルツハイマー型認知症において、アミロイドβを標的とし、 …
2025-10-06 オールドメディアの限界。真実を見抜く力とは? テレビ、ラジオ、新聞といったオールドメディアは、私たちの生活の中で長らく「情報源」としての役割を果たしてきました。しかし、これらの媒体がスポンサーからの収入に依存している以上、その「情報の純度」には限界があります。特に投 …
2025-10-03 【お薦め本の紹介】『いただきます。人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』 喜多川泰さんの『いただきます。人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』を読み、私はこれまで見落としていた「当たり前」の中に潜む、本当の豊かさや生き方の本質に気づかされました。本書は、職業や年齢、経験に関わらず、誰にでも深く刺 …