平成23年3月25日(金)NPO法人PAL研究会がベストセラー“デフレの正体”の藻谷浩介さんの講演会を行いました。
先回も、紹介したので、くどいと思われるかもしれませんが、とても素晴らしい講演でした。
やはり良いことは伝える必要があると思い、報告します。
藻谷さん自身が、何度も強調されていたのですが、”これは私の意見ではなく、誰でも手に入るデータを分かり易く加工しただけの事実である“と言われていました。
特に、現在の日本の都市、これは、多治見市、愛知県、首都(一都3県)のいずれの地域も、「人口の増減関係なく、15-64歳の人口が減少して、逆に65歳以上の人が急増している」。
その結果、住宅や車といった売り上げが、減少しているのです。
決して、景気が原因ではないのです。
これを、グラフや表を提示して説明されると、とても納得できました。
また、少子高齢化を一つで議論するなとも言われていました。
高齢化の原因は、団塊の世代と言われる1950年前後に生まれた人たちが多いのであって、少子が原因ではないのです。
これなど、少し考えてみれば当たり前のことです。
また、今回の講演による解決方法は自身で考えてくださいと言われました。
確かに、データからこのままではダメだということが理解できれば、あとは現場にいる我々自身が考える。
これを他人に教えてもらう必要はないわけです。
今回の講演では、多くの事業形態は、現状のままではダメであることが認識できました。
幸い、医療・介護は誰がやってもうまくいってしまう理由もわかる気がします。
しかし、1950年に生まれた人も2030-40年ごろには亡くなります。
その時は、高齢者も減少して、医療・介護事業も淘汰が始まると予想されます。