奇跡のクラークコレクションと円空

平成25年3月6日はせっかくの東京です。出光美術館の近くの三菱一号館美術館にも足を運びました。
そこでは、『奇跡のクラーク・コレクション』という企画で、ルノワールをはじめとするフランス絵画の傑作が展示されていました。クラーク美術館は、米国マサーチューセッツ州ウイリアムズタウンにある美術館です。所蔵品の中でも、30点以上にも及ぶルノワールによる油彩画は、大変貴重なコレクションです。これらは、日本からは遠いクラーク美術館でしか見られなかったものです。今回はその中でも22点のルノワール作品とコロー、ミレー、マネ、ピサロ、モネなど日本初出品59点を含む展覧会です。昔、両親に無理やりルノワール展に連れていかれた時は、嫌でしょうがありませんでした。今では自分の足で出向き、感動しているのですから不思議なものです。

 出光美術館と三菱一号館美術館を見て回って、まだ少し時間があります。
そこで東京国立博物館の『飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡』を見に行きました。東海地方の人間にとって、美濃国〈今の岐阜県〉出身の円空はなじみの深いものです。(うちの管理部のスタッフは二人とも知りませんでしたが・・)円空は、生涯に12万体を造像して、現在でも5000体以上の円空仏が知られています。自分は、円空仏はどれも小さなものをイメージしていたのですが今回は、2メートルを超えるものから5センチほどのものまで多彩でした。ただいずれも、“鎮魂と救済”が込められていたようです。

 そのため千光寺に所蔵されている“三十三観音立像”は、近隣の人々が病気になると借り出して回復を祈ったと伝えられているそうです。医療も発達していなかった当時は、祈ったり仏様に頼るしかなかったのでしょう。そのため、とくに薬師如来像が何点か展示されていました。

 4時間で3か所の美術館です。足も腰もクタクタです。
ここから今回の目的である二つの講演会へ向かうこととなりました。

          

      

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