生き方上手は、死に方上手

聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が、
105歳で平成29年7月18日にお亡くなりになりました。
18年前に本当にわずかですが、
日野原先生とNHKの全国ニュースでご一緒したことがあります。

開業前に勤務していた名古屋市厚生院で
音楽療法の前後でNK細胞の数と活性を測定。
その実験結果を、
「音楽療法によるナチュラルキラー細胞活性および細胞数の変化」として
日本老年病学会に投稿。
NHKの名古屋支局が取材。
最初に音楽療法の先生が方法論を話し、
自分が実験データを説明。
最後に、日野原先生から
『音楽療法の有効性を、科学的に証明した!』と
高評価をいただきました。
その結果、
名古屋支局のニュースだったのですが、
評判がよく
な~んと全国ネットで再び取り上げていただき
一躍、音楽療法の世界で有名になってしまいました。
日野原先生の影響力の大きさには驚いたものです。

当時は、学会が中心になって音楽療法の保険適応を目指していました。
国会議員さんも動いており、その際の根拠として
私の論文を取り上げていただきました。
残念ながら保険適応には至りませんでしたが・・


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そんな日野原先生、
食事がとれなくなった段階で
胃瘻等の延命治療は拒否。
自然死を選択され、
素晴らしい最期を実現されました。
やはり、
“生き方上手”な日野原先生、
“死に方上手”でもありました。
改めて、ご冥福をお祈りします。

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