先回の介護認定に関連してのお話です。
最近は、介護度3以上がなかなか認定されません。
介護度2と3の間に、高いハードルができたかのようです。
これには理由があります。
2015年の介護保険改正で、特別養護老人ホームの入所条件が
これまでの「要介護1以上」から「要介護3以上」に限定することになったからです。
そのため、自宅での介護が大変で施設入所を希望されるご家族は
介護度3以上を要望されます。
しかし、市町村からすると介護度3以上になると施設入所となり
負担が増えるために、意図的?と思えるほどのハードルができたのです。
結果、介護度が2以下で、年金が少なく、
有料老人ホームやグループホームに入れない人たちは
途方に暮れるようになっているのです。
ところで最近は、民間の介護保険も盛んに売りに出されています。
しかし、その中には、”介護度2以上で支払われるもの”と
“介護度3以上でないと支払われないもの”に分かれます。
今の現状を考えると、”介護度3以上が支払事由”の民間介護保険の
加入はお勧めできません。