皆さん“シンクロニシティ”という言葉をご存知でしょうか。
心理学者ユングの提唱した言葉で、『意味ある偶然』と訳されます。
人によっては、小説やドラマを見て、『現実にはこんな事はないよ』を言われる方が見えます。
しかし、現実の方が小説より、『意味ある偶然』は多いものです。特に医療の現場では、痛切に感じるものです。
私自身の経験でも、急変時に偶然に救急救命医が通りかかって救命された患者さん、逆に状態が落ちついていたのに急変して、その場に偶然誰も居らずに救命できなかったケースなど多々あります。
特に在宅医療では、患者さんの家族に電話を受け、自宅に私が到着したのを待っていたように永眠された患者さんは、何例も経験しています。
最近、医療以外でも周囲に『意味ある偶然』が起こっています。
先日は、電話コンサルを受けてから食事に出かけようと外にでたら、コンサルタントの方と道で会った時には本当に驚いてしまいまいました。
更に東京で編集長さんと他の著者さんのお話をしていたら、出身地の話をしていたわけでもないのに、自分以外の2人が、自分と同じ名古屋市名東区の同じ学区に住んでいたことが分かったのです。
こんな偶然が本当に頻回に起こっているのです。
シンクロニシティを理解することは豊かな人生を送るうえで、重要なキ−でもあるといわれています。
シンクロニシティを体験したら、そこにある意味を理解して、その意味の指している方向に私達が進むと、また、新たなシンクロニシティにタイミングよく出合い、まるで、シンクロニシティに導かれているように人生を歩んでいる。
そんな感じを受けることいわれています。
シンクロニシティは偶然を装いながら、私達を進むべき道に導くために必然的に訪れているのかもしれないのです。
そこには、私達の理解を超えた大いなる力が働いているのかもしれません。
しばらくシンクロニシティに身を任せてみたいと思います。
ところで、先日、父親に9月に韓国に行くと報告すると、『俺も9月に韓国に行くぞ』とのこと。
互いに、幹事に任せていたため、後日日程表を確認すると、日付も、行き帰りの飛行機の便も全く同じです。
さすがに泊まるホテルは別でしたが、これもシンクロニシティ?でしょうか。
とりあえず、セントレアまで一緒に行く事にしました。
私達の理解を超えた大いなる力に感謝です。