私は、毎日コンタクトレンズを使って目を酷使するため、寝る前には必ず目を温めるようにしています。コンタクトをしている人は、目を温めると、まぶたの中にある脂腺(マイボーム腺)から脂が分泌されやすくなります。その結果、涙の蒸発を防ぎドライアイが改善します。
そのため、コンタクトレンズを使っている人にはとくにお勧めです。実際、我が家の3人娘も、寝る前に目を暖めることは忘れずに行っています。
そんな目を暖めることですが、老眼にも有効のようです。実際、老眼は生活習慣で症状を軽減したり、進行を遅らせたりできる可能性があります。以下のような実験があります。
40歳前後(平均年齢39・7歳)の10名に、毎晩寝る前に目を10分間温めてもらい、翌日の夕方4時に視力の調節力を測定する実験を行いました。その結果、開始後2週間目から夕方の調整力が改善し始め、その効果は8週間目まで継続しました
つまり、毎日目を温めていれば、その効果は翌日まで持続して、夕方の目の疲れや視力の低下を防ぐことができるのです。眼の調節力は、老眼に直結します。私自身、今年で56歳ですが老眼鏡を使わずに近くのものが見えているのも、「毎晩寝る前に眼を温めている」からかもしれません。
そんな「目を暖める」ですが、私がとくにお勧めする方法は「あずきのチカラ(桐灰)」です。「あずきのチカラ」をレンジで温めると、ほのかな湿気とあずきの良い香りがします。そんな「あずきのチカラ」を目の上に乗せると、あずきの香りが、脳に伝わりより心地よさを増大させます。そして知らないうちに良質な睡眠が訪れます。繰り返し使えるので、コストパフォーマンスも抜群です。