前頭葉機能は加齢により
必ず機能が低下します。
つまり、50歳前後になるとワーキングメモリーの低下は避けられないのです。
皆さんの周囲に、こんな人はいらっしゃいませんか?
“サラリーマンとして働くが、出世もほどほど。
現在の年齢とポジションでは、経営層になることも不可能。
最近では、責任ある仕事にも関わらせてもらっていない。
どこか、仕事にもやる気がなくなってきている。
大した仕事をしていなくても、
単純なミスや取引先からのクレームが増えている。
そのうえ、部下や事務から指摘を受けると、
感情のコントロールができなくなり、社内での評判はがた落ち。
家に帰っても、子供からは煙たがられ、
奥さんからも相手にされなくなっている。
見た目も、体重も増え、お腹も出て、姿勢も悪く、覇気がない。
どこか不潔感も漂い、とても50歳には見えない・・”
これらは、ワーキングメモリーの低下で説明ができます。
若いうちは、若さでカバーができます。
しかし、50歳前後になると、
どんな準備ができていたかで差が出てしまうのです。
例えば、メモの習慣がないとワーキングメモリーの機能低下をカバーできません。
また、メモをするだけでなく仕事の段取りを整理する習慣がないと
取引先とも同じ話を繰り返したり、依頼されたことを忘れてしまいます。
そんなことが続くと周囲からも相手にされなくなり、
職場・家庭でもストーリー立てて話す機会がほとんどなくなります。
結果、話もまとまりがなく分かりにくくなり、
周囲からは、『結局、何が言いたかったの?』と言われる始末です。
これからは、人生100年時代とも言われています。
わずか50歳前後でワーキングメモリーの機能不全に陥ることは
自身だけでなく、社会迷惑です。
しかし諦めることはありません。
ワーキングメモリーは50歳を超えても
修復が可能です。
今からでも遅くありません。
メモをとって
頭を整理して、
分かりやすくストーリーにして伝える習慣を
作りましょう。