認知症患者さんを、試さないで・・

2016-06-27

患者さんのご家族が
やってしまいがちで
専門医としては
止めてほしい行動があります。

それは、
“患者さんを試すこと”です。
『お婆ちゃん、私分かる?』
『お爺ちゃん、私分かる?』
子供、
孫、
ひいては甥や、
姪に至るまで
皆が、
認知症の患者さんを試します。
その結果で、
答えられないと、
“随分進行してしまったね・・”
と勝手に落ち込んでいます。


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考えてみてください。
日常生活で、
いきなり他人に合ったときに
「私のこと分かります?」
なんて聞きますか?
聞かれた人はどう思いますか?
“見たことある顔だが・・
名前が出てこない・・”
結構、ストレスです。
それが認知症の患者さんには
会う人、会う人が
試すのです。
患者さんにとっては
ストレスであり
感情が傷つきます。

専門外来では、
「認知症患者さんには、
先に名乗ってあげてください』
とお願いします。
質問する方の中には
数年ぶりに出会った人もいます。
そんな時は、
『ご無沙汰しています。
甥の○○です』と
名乗ってください。
そうすると、
患者さんの頭の中の
記憶が、つながります。
結果、その後の会話がスムーズになり、
感情面でも心地良さを
残すことになるのです。
今日も多くの場所で、
認知症患者さんが試されています。
“試さないで、先に名乗る”
多くの方に知ってほしい知識です。

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