私の趣味の一つが料理ですので、思わず手にした本です。しかし、内容は料理にとどまらず、まさに人生を幸せにいきるためのノウハウ満載の本です。良い意味での、期待とは違う内容でした。お薦めです。
- ただ「料理を習う」だけの場でなく、「物事の考え方・言葉の伝え方・生き方さえも学んでいく
- 「おいしい」は、足るを知るということ。 おいしいものを食べて気持ちがほっと安らぐのは、どこか遠くに求め続けている幸せが「今、目の前にちゃんとある」ということを心が認識して安心する
- たった4文字の「おいしい」という感情が今日の自分を全肯定し、優しく包み込んでくれる
- 手軽な料理で今この瞬間に困っている人を救うのも愛だけれど、食べる楽しみ、作る楽しみ、料理の〝まっすぐな魅力〟を伝えるのも愛
- 目の前にある違和感と向き合い、声をあげること。それは同じような違和感を抱えている、別の誰かの役にも立てる
- やらないことを決めると同時にやることを決めました。
- 人間関係やお金など 自分にとって大切にしたいものを明確にし、勇気を持って手放してみましょう
- きないことや苦手なことに、申し訳なさや後ろめたさを感じながら頑張ることより、得意なことやできることで無理なく頑張るエネルギーは枯れない
- 子育てと仕事の両立は大きな社会問題です。でも「完璧を目指さない」「できないこと、苦手なことは周囲に助けを求めてみる」。 このふたつを意識するだけで、ぐっと仕事がしやすく、さらには生きやすくなる
- 行動に移すのが早ければ早いほど、チャンスが多い
- 好きを仕事にしたい! そう思った時に、まず最初にしてほしいこと。 それは「『好きなこと=得意なこと』とは限らない」という自覚を持つこと
- 努力には2種類あると思っています。 後に実を結びやすい〝正しい努力〟と、残念ながらその逆をいく〝ひとりよがりな努力〟。 せっかくなら前者を選びたいです
- 正しい努力をするためには、「何のためにやるのか?」の〝目的〟をきちんと理解することが大切です。 その上で、どうやったらその目的を達成できるか? の〝手段〟をより具体的に考えていく
- 手段は常に目的から逆算して設定すればいい
- プロとは地道にコツコツをやり遂げる人
- 息の長い仕事を目指すには、本当に必要としてくれる人に向けた「役立つ商品(コンテンツ)」×「想いを込めた集客」が堅実
- 「刺さるタイミング」=「必要とするタイミング」は人それぞれ違います。だからこそ、何度も何度も繰り返し伝え続けることが大切
- 自己ベストまで磨き上げた「クオリティ」に、自分らしさという「オリジナリティ」を掛け合わせることで、他では得ることができない唯一無二の「圧倒的コンテンツ」の誕生を可能にした
- 真っ当な価格を見極めて気持ちよく支払うことも大切。安いだけを良しとしない、安すぎるモノには疑問を持ち、価格の裏側を想像する癖をつけよう
- 概ね3~5年の周期で〝手段〟をガラリと変えているものの「料理の楽しさを伝え広める」という目的は1ミリたりともブレたことはない
- ブレない自分の信念は大切ですが、同時に不安や迷いをほんの少し意識して持ち続ける。 そうすれば周囲の意見にも素直に耳を傾けることができる
- 完璧じゃない自分を認め、人に助けを求めることが誰かの仕事を生み、誰かのやりがいに 繫 がるかもしれない。そんな風に考えられたら、人を頼ることへのハードルがぐっと下がります。そうして空いたあなたのその手が、また誰かを救うこともできる