【お薦め本の紹介】「お金の減らし方」の森博嗣さん「勉強の価値」もやっぱりお薦め

【お薦め本の紹介】「お金の減らし方」の森博嗣さん「勉強の価値」もやっぱりお薦め

自分自身が、これからはお金の本は読む必要がないと思わせたほどの「お金の減らし方」の著者である、森博嗣さんの「勉強の価値」という本です。やはり、勉強に対しての視点も秀逸です。内容をご紹介します。「お金の減らし方」の紹介については、以下の記事も参考になさってください。

  • 勉強が楽しいはずがない。遊びと比べたら、楽しくない行為なのである。
  • 金槌で釘を打つこと、これが「勉強」というものの本質である。 普通は、釘を打つ目的がほかにある。その目的が、釘を打つ行為を始めるよりもさきにある場合は、釘を打つことが楽しく感じられるだろ 。
  • 学ぶための方法(学ぶという方法の方法)を教えているのが、義務教育だといえる。 文章が読めなければ、自分で学ぼうと思ったときに大きな困難が伴う。数字の計算ができないことも、自分の夢を実現する方法を試すときに障害となるだろう。基礎学力は、そういった意味で必要不可欠なものである。
  • もし子供に勉強させたかったら、まず親が勉強すること。
  • 「勉強が何の役に立つのか?」と問われたときに僕は、「あなたは何の役に立つのか?」ときき返すことにしている。多少丁寧に問うとしたら、「あなたは何の役に立ちたいのですか?」となり、それに対する本人の返答が、勉強をする目的になりうるし、それがつまりは、「人間の価値」にもなるだろ
  • 研究者が考えるのは、問題を見つけるために、あらゆるものを調べ、日々考え続ける。問題さえ明確になれば、あとはそれを解くという作業が残っている
  • 「勝つ」とか「合格」とかを目指して勉強した人は、勝ったあと、合格したあと、勉強しなくなるだろう。主たる目的が失われるのだから、そうなるのが当然である。
  • 勉強によって到達する高みというのは、そんな理性による「優しさ」ではないだろう。
  • 学校教育がいけないのではなく、学校教育に向いていない子供がいる、ということが重要な視点といえる。
  • 「学びたい」という気持ちを、「教えてもらいたい」と解釈してしまう間違いである。「勉強」とは、先生について教えを乞うものだ、と思い込んでいる点が、問題なのだ。
  • 知らないことを知ることが成長ではなく、自分なりの考えを持つ能力こそが、人間の価値だといえる。勉強とは、自分の価値を高めるための行為なのだ。
  • 知識というのは、お金でいうと「持ち合わせ」のことである。 教養というのは、お金でいうと、「資産」に近い意味になる。
  • どう答えるのかではなく、何を問うかで、その人間の理解度を測ることができる
  • 自分の楽しみを見つけることが「勉強」といえる。 教育とは、大人が楽しく勉強しているところを、子供たちに見せつけることなのだ。
  • 勉強するほど謙虚になる。勉強をしていない人を観察すると、「あいつは偉そうだ」「あいつは馬鹿だ」という感情的な反応しかしていない。

視点が秀逸な著者の作品は、対象が異なってもやはりお薦めです。

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長谷川嘉哉監修シリーズ