周辺症状の治療 ②

漢方や介護的対応でも周辺症状が改善されない場合、統合失調症に使われる抗精神病薬を使用することもあります。

通常、アルツハイマー型認知症の場合、セロクエルやリスパダールを眠前もしくは朝晩で0.5錠から1錠使用します。

血管性認知症の場合は、グラマリールを用います。

効果判定は1週間前後で評価します。

効果は、

「変わらない」

「周辺症状が改善した」


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


「効きすぎて、傾眠」

の3つです。

変化がなければ増量、効き過ぎれば減量します。

1週間以内の調整を数回行うと、半分から2/3の症例で、周辺症状がコントロールできます。

世間では、認知症は治療しても効果がないと思われがちですが、周辺症状がコントロールできるか否かは、在宅生活継続できるか施設入所になるかのポイントになります。

一度は、専門医の治療をお薦めします。

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ