扁桃核は快・不快の感情を司っています。
辺縁系の海馬を中心にインプットされている記憶データを動員して瞬時に好き・嫌いを判断しています。
人間は、この扁桃核の判断で好きな事柄に対しては積極的になり、嫌いな事柄に対しては消極的になります。
そして海馬にある、嬉しい、悲しいという記憶とも連動して、経験した全ての事柄に対して扁桃核に好き・嫌いが条件付けされています。
人間は、扁桃核が楽しいと感じたことに対しては、どんな困難があろうともやり遂げることができます。
例えばアルプスの冬登山など一般の人から見れば、寒くて危険なだけの事が、挑戦している本人の扁桃核が『快』を感じていると困難でも立ち向かっていけます。
つまり物事に成功したいと思うのであれば、その物事に対して扁桃核が強烈な『快』を感じていなければならないのです。
つまり大脳辺縁系のコントロールができれば、脳は最高の状態になり、勉強や仕事にも強力な集中量が発揮されます。
結果として誰でも能力を向上させることが出来るわけです。