現在、当グループの不動産所有を行っている、ソフトブレイン株式会社は、約3億円の借入があります。
借入先は、東濃地方を代表とする、○六銀行、○○共立銀行、○濃信用金庫の3行から借入しています。
今回、個人のプライベートバンキングで御縁を頂いた、三菱東京UFJ銀行からも借り換えの提案頂き、お話を聞くことにしました。
億を超える借り入れの場合、担保の再設定の費用を差し引いても、かなりの負担減になる事から提案を受け入れることにしました。
さすがに、3行すべてを借り換えるのも品がないので、交渉の末、2行の借り入れを三菱東京UFJ銀行に借り換えることにしました。
もちろん、継続する1行にも、金利を下げて頂きました。
この3行の選択の基準の際には、先回ご紹介した、瀧本哲史さんの『武器としての交渉思考』を参考にしました。
あわてて飛んでくる行員さん達の対応はとても勉強になりました。
その中でも、『相手の立場を理解することなく。自分が困るからお願いですから継続してください』と何度も頼まれる方が見えました。
これは、瀧本さんの言葉を借りれば、『子供の駄々』です。
このような低いレベルの交渉であったため、当方も心おきなく借り換えすることが出来ました。
当方の主張をたくさん聞いていただき、『当方の利害に焦点を当てる』交渉をした銀行が、継続されたわけです。
まさに交渉力による差であったと感じました。
経営者の皆さん、銀行さんは“金利の交渉”をしなければ、決して利息を下げてくれることはありません。
今回の交渉で、当グループの金利は、変動ですがすべて1%を切りました。
もちろん、交渉できるだけの決算内容である前提がありますが、交渉することも経営者の重要な仕事ではないでしょうか?