おしんに学ぶ!!・・株で儲けて借入返済

2013-06-10

平成25年5月27日のブログで、平成25年5月17日に株式をすべて売却して利益確定をしたお話を載せさせていただきました。自分自身でもまだ上がると予想していたので、その後の株式の暴落は驚くものでした。周囲の方からは、『最高の時期に売却しましたね』と褒めていただく始末です。しかし、株は『最安値で購入して、最高値で売却する』ことを狙ってはいけません。最安値より少し高めで購入して、最高値より少し安めで売却する謙虚さが必要です。

周囲の方からは、売却益で『外車でも購入?』『中古マンションでも?』『何か自分にご褒美でも?』と声をかけていただきました。そんな皆様からの期待に背くように、10%の分離課税分を確保してから、個人の不動産所有会社に個人貸付をして、借入金の一部返済にあてました。先回、ご紹介した海生裕明さんの『会社と社長個人のバランスシートを合算する連結バランスシート経営』であったように、会社に借金があるような段階で個人が贅沢するわけにはいきません。

このような堅い経営をする源泉は高校時代に見た、有名な“おしん”の影響があります。上京して、洋髪を主とした天才的な髪結いとして活躍していたおしんは、ふとしたきっかけで羅紗問屋「田倉商店」の主人・田倉竜三と出会い、親の反対を押し切って結婚。商売にも才能を発揮し、子供服の製造業で工場を構えるまでになりました。しかし事業拡大のための新しい工場落慶の日に、関東大震災で全てを失ったのです。


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それ以来、『どれだけビジネスがうまくいっていても、天災を忘れてはいけない』と心に刻まれました。現在、地震が起きないと考える方が無理がないでしょうか?東北大震災で困っている経営者がいることも事実ですが、地震以前に無理な経営をしていた方もいるのではないでしょうか?地震が起きて、1年間売り上げがゼロでも、給与を払い続けるキャッシュがあれば何も困りません。ブレイングループは営利企業ですが、地域における社会資本でもあると考えています。そのため、何があっても生き残る必要があるのです。

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