しなやかに駆ける・・2本の大黒柱

2014-03-07

男性の「寿退職」という言葉をご存知でしょうか?一般に給料が低めの男性介護士や保育士は結婚を機に、より高給の別の仕事に転職することです。介護事業のように、介護保険報酬も、さらに人員基準まで国で決められていれば、職員に支払える給与は決まってきます。これは企業努力で対応できる範疇を超えています。したがって“寿退職”などいうと経営者としてとても申し訳なく思ってしまいます。

しかし、先日の日本経済新聞で以下のような記事が載っていました。

「保育士をしているあなたが好き。私もずっと働くから何とかなるよ」。結婚を考えていた彼女(25)からの返事に神戸市の保育園で働く木島徹(仮名、25)は肩の荷が下りた気がした。「給料が安くても結婚してくれる?」と尋ねたのだ。一家の大黒柱として“企業戦士”だった父を見て育ち、「男は稼いで家族を養ってこそ一人前」と思っていた。念願の保育士になっても、やりがいとは裏腹に月収が手取り約17万円という給料に劣等感があった。そんな悩みを彼女が吹き飛ばしてくれた。今春、結婚式を挙げる。「僕らは肩を並べて生きていく」。大黒柱が2本並ぶ。


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高度成長期には主流だった専業主婦世帯数も減少傾向が続き、1997年以降、共働き世帯に逆転されています。男性の非正規雇用も増え、昨今の厳しい経済状況で男性1人で家族を支えるのが難しくなっています。たしかにバブル時代のような男が家族を養うというものも一つの形態かもしれません。しかし、夫婦二人で肩を並べていくカップルもとてもしなやかで素敵です。

当ブレイングループの介護職も共働きで働いてくれてるスタッフが沢山います。多くのスタッフが結婚・出産しても戻ってきてくれます。お蔭で、くるみんの認定を受ける事ができました。ちなみに「くるみん認定」とは、少子化対策を計り子育て支援など一定の基準を満たした企業や法人などが厚生労働省によって認定されるものです。当グループが、しなやかに生きるカップルを少しでも応援できればと考えています。

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