お賽銭はいくらがいいのか?

先日、ご縁をいただいた長谷川浩之さんが、新刊『お賽銭はいくらがいいのか?』を出版されました。長谷川さんは白潟天満宮権禰宜。宮司の長男にもかかわらず、早稲田大学商学部へ進み、会計士の資格を取得。その上神職でもあるという異色の経歴の持ち主です。表紙もかわいらしく、内容もストーリー仕立てになっています。さらに5つのコラムでは、神職ならではの、『神社とお寺の違い』『ご神前へのお供えの表書きについて』『おみくじについて』『信仰と計画』『お賽銭に終』なども豆知識も散りばめられています。

但し、本の内容はかなりのレベルです。本気で読めば、会計知識が高まることは間違いありません。私は、この本から凄い事を学んでしまいました。“ファクタリング”です。本によれば、受取手形の割引と同じことを売掛金で行うものです。専門の方からすれば、大した知識ではないかもしれませんが、医療・介護業界のものからすれば、これは使えます。何しろ、医療・介護保険では、月末に締めて国に請求して、実際に入金されるのは2か月先になります。そのため、事業が大きくなればなるほど、運転資金が増えてしまいます。その売掛金を早期回収する方法が、“ファクタリング”なのです。早速これらをグループ内で行うように、弁護士さんと税理士さんとで調整しました。次月からは、手数料により損益計算書は悪化しますが、キャッシュフローは劇的に改善します。

厚生労働省にも、小手先の介護報酬をいじるのではなく、現在2か月先の入金を、1か月先にすることを提案したいと思います。これだけで介護事業所の経営状況は劇的に改善します。この知識によって得られた経済的効果を考えると、本の税別1480円は安すぎます。これだから、経営者としての読書はやめられないのです。日本唯一の「起業応援神主」としての『お賽銭はいくらがいいのか?』は、お勧めです。


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