地震も想定した経営を

2014-08-13

現在放送中のNHK朝のテレビ小説“花子とアン”の中で、主人公のご主人が村岡印刷の新社長の座に就きました。しかし、大正12年9月1日関東大震災の被害を受けて村岡印刷は全焼してしまいます。実際に、村岡印刷のモデルであった、横浜の福音印刷工場は倒壊し、職工70人余りが下敷きとなり亡くなったそうです。そこから主人公や周囲の方々は多くの困難を受けることになります。

実は同じようなシーンが、高校時代に見た、“おしん”でも描かれていました。上京して、洋髪を主とした髪結いとして活躍していたおしんは、ふとしたきっかけで羅紗問屋「田倉商店」の主人・田倉竜三と出会い、親の反対を押し切って結婚。商売にも才能を発揮し、子供服の製造業で工場を構えるまでになりました。しかし事業拡大のための新しい工場落慶の日に、関東大震災で全てを失ったのです。

それ以来、私の心には、『どれだけビジネスがうまくいっていても、天災を忘れてはいけない』と刻まれました。現在、この国でビジネスを行う上で、地震が起きないと考える方が無理ではないでしょうか?東北大震災で困っている経営者がいることも事実ですが、地震以前に無理な経営をしていた方もいるのではないでしょうか?地震が起きて、1年間売り上げがゼロでも、十分なキャッシュがあれば何も困りません。実際にそのような健全経営の会社もあるのです。


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そのため経営者には、少々儲かったからといって贅沢をするような余裕はないのです。幸い当グループは、天災があって売り上げがゼロでも、1年間は給料を払えるだけの体力はつきました。ブレイングループは営利企業ですが、地域における社会資本でもあると考えています。そのため、何があっても生き残る必要があるのです。

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