40歳を超えると、”ほらあれだよあれ”が増えてきます。
それなりに時間をかけたり
他人に教えてもらったり
スマホで調べると何とか答えは出るものです。
そんな時にお勧めなのが、
“思い出せなかったノート”です。
ノートには、思い出せなくて
格闘の末、
思い出した単語を記載するだけです。
ノートに記載される単語が増えてくると
不思議と、傾向がわかるものです。
そもそも、思い出せなかったものは、
人名、本・映画の題名、お店の名前に集約されます。
つまり、言葉の内容や意味が思い出せないわけでなく
単純に、名称だけが思い出せないのです。
記憶には、大きく2つのタイプに分けられます。
体験を通して何かを覚えるエピソード記憶
対して、いわゆる暗記という意味記憶です。
つまり、”ほらあれだよあれ”は意味記憶に関係するものが多いのです。
例えば、私がどうしても苗字が覚えられない(思い出せない)スタッフがいました。
なぜ、覚えられないかと言えば、
子供のころから現在に至るまで、一度もその苗字の方の
知り合いがいなかったからです。
そのうえ、非常勤であったため仕事上の接点が少なかった・・
つまり、名前という単語以外に
関連するタグが少なかったのです。
逆に、人生で初めて出会った苗字でも
それ自体に強烈なインパクトがあって
一緒に仕事をする機会が多ければ
多くのタグ付けが行われ、認識できてしまうから不思議なものです。
こうした”思い出せなかったノート”を時々見返していると
自分自身の”記憶の弱点”が補正されることになります。
受験でいえば、苦手科目の底上げにつながり、
総合点を引き上げるようなものです。
これは、”ほらあれだよあれ”を減らすには抜群の効果があります。
その上、単語を思い出せなかったストレスが、
ノートに記載する”心地良さ”につながるだけでも有効です。
最近では、一緒に”忘れたくない言葉”も記載しています。
“ほらあれだよあれ”が増えてきた皆さん
“思い出せなかったノート”は相当にお薦めです!