運動が脳に良い理由を脳神経内科専門医が解説。ブレイングボード®なら効果的に運動可能

運動が脳に良い理由を脳神経内科専門医が解説。ブレイングボード®なら効果的に運動可能

ブレイングループが開発したブレイングボード®認知症予防、受験勉強、さらに美容・ダイエットにまで効果を見せています。実際に使われている方には、特に「トレーニング後の頭のすっきり感」を実感いただいています。そのため、多くの方から「なぜ運動が頭に効果があるのか?」との疑問を頂いています。今回の記事では、脳神経内科専門医である長谷川嘉哉が、ブレイングボードが脳に働きかける理由について説明します。

目次

1.ブレイングボードを使った運動は人体の運動機能だけでなく、脳を刺激する

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ブレイングボード®

ブレイングボード®は、傾斜がついたボードの上でトレーニングを行います。その結果、「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性向上」「バランス性向上」の4つの運動を行うことが可能です。

しかし、もともとブレイングボードの「ブレイング®」とは、脳を意味するブレインとトレーニングを組み合わせた言葉です。運動と脳にともに効果があることを期待して作った造語です。認知症を予防したり、認知症患者さんの認知機能の改善への効果を考えています。これを考えると、受験勉強中の子供さんが勉強の合間にブレイングボードで運動することで勉強の効率が上がるのは当たり前なのです。

以下の章では、具体的にブレイングボードの脳への作用機序についてご紹介します。

2.足の裏を使った運動は、固有知覚を刺激する

ブレイングボードの脳への働きかける特徴の一つが、固有知覚を刺激することです。

2-1.固有知覚とは?

足の裏には多くの固有感覚つまり、センサーがあります。このセンサーは、足にかかっている力・方向・傾きなどを感知して脳に届けています。実際に我々は、何も考えなくても自然に正しい姿勢をとることでができます。しかし無意識のうちに、脳は、固有知覚と視覚情報・三半規管情報などと合わせて総合的に身体の状態を把握し、筋肉、関節などの運動器に指示を出しているのです。

センサーの機能が低下すると、立つ、歩く、といった運動がうまくできなくなってきます。その機能の向上や回復には足の裏に刺激を与え続けることが必要です。ブレイングボードは、足にかかる情報を無数に作りだして固有感覚を刺激することで固有感覚を介して脳に刺激を与えるのです。

Reflexotherapy
足裏には多くの神経が集まっており、刺激を加えることで脳に信号を送ることができます

2-2.足の裏でしっかり地面をとらえる

ブレイングボードの上でトレーニングを行うと、足の裏を全面接地させ、そこで起こる反発力や揺れによって、力の向き・方向・傾きなど多くの感覚を脳に送ります。不安定な状態で動作することで、歩行時に必要な運動器全体を再教育し、不安定な身体を安定させようと無意識に脳が刺激されるのです。

実際、ブレイングボードの上でのトレーニングを終えてから、改めて床に立ってもらうと、殆どの方が、「足の裏でしっかり地面をとらえていること」を実感されます。

2-3.転倒予防・歩行訓練に最適

人間は、50歳を超えると神経系、筋肉系の加齢変化により転びやすくなります。そのため、脳神経内科専門医の立場からすると、転ぶことが、神経系の老化の第一歩ともいえるのです。それだけでなく、転ぶことで骨折・痛みなどにより日常生活動作も低下します。ブレイングボードは、転倒防止・歩行訓練・ロコモ対策・固有感覚刺激・バランストレーニングを通じて、老化による転倒をも予防するのです。

3.バランス運動は小脳系を刺激する

人によっては、「私は毎日ウォーキングなどの運動をしているから、ブレイングボードは必要がありません」と言われる方があります。実は、運動習慣がある方にも、ブレイングボードはお勧めなのです。

3-1.小脳系の働きは無意識のうちに

人間が動作を行う場合、大きな動きは大脳の働きにより行われます。しかし、動きにおける微調整は小脳によって行われます。大脳による動きには意識が伴いますが、小脳系の働きは全く無意識のうちに行われています。この小脳の機能を維持するトレーニングにはどのようなものがあるでしょうか。

3-2.歩くだけでは、小脳系は刺激されない

運動習慣のある方が行う運動にはウォーキングやジョギングがあります。確かに、有酸素運動は、全身だけでなく大脳にも有益な効果をもたらします。しかし、残念ながら、小脳系への効果は殆どないことがわかっているのです。

3-3.バランスをとることで小脳系を刺激する

ならば小脳系を刺激するにはどうすれば良いのでしょうか? 実は、バランスをとる運動を行うこと、それも繰り返す必要があります。脳に入る刺激は脳の神経細胞の結合を強めます。さらにそうしてできた脳の回路は、繰り返すことでまるで森の中に道ができるような効果があるのです。


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まさに、ブレイングボードでバランスをとることを毎日繰り返すことで、鍛えにくい小脳系の回路の働きを強めることができるのです。まさに、ブレイングと言えるのです。

Baby maintaining balance
小児のころに行ったバランス運動を、大人も行うことで小脳をトレーニングすることができます

4.足の裏を刺激する運動の例

足の裏を刺激する運動をご紹介します。

4-1.足の裏はツボの宝庫

足の裏には多くの重要なツボがあります。親指を頭として親指の付け根が首、そこから踵へ向かって気管支、肺、胃、腸から膀胱へと、あぐらをかいた人の体を真後ろから見た状態と同じように内臓・器官に効くツボが並んでおり、足裏はまさに人体の地図となっています。

4-2.土踏まずも刺激

ブレイングボードでの運動では、土踏まずも刺激します。二足歩行の人間にとって、土踏まずのわずかなくぼみが大切な役割をしています。足の裏にアーチを作ることで、歩いたり走ったりするときに地面から受ける衝撃をやわらげ、クッションのような役目を果たしているのです。ですから土踏まずのない、いわゆる扁平足の人は、クッションがないので足を傷めやすいことになります。土踏まずが刺激できればどんな運動でもよく、昔ながらの青竹踏みもその代表例です。

4-3.座って指をかけるだけでも頭がすっきり

足の裏の刺激というと、東洋医学的な考えのために抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、座ったままで机の桟やブレイングボードに足の指をかけて、曲げ伸ばしをするだけでも疲れた頭がすっきりするので驚きです。足の裏を刺激するとによる心地良さは、間違いなく頭に良いのです。

5.脳にとっては運動も情報処理

頭をつかうことと、身体を動かすことは別の事と思いがちです。しかし、どちらも脳にとっては同じ情報処理です。ブレイングボード®では運動することで大脳だけでなく、バランスをとることにより小脳も刺激します。その上、心地よさが脳の扁桃核を刺激します。

つまりブレイングボード®を使った運動で「扁桃核を含めた大脳から小脳まで」を広範囲に刺激することで脳の働きを改善するのです。

以下の動画にて、ブレイングボード®の使い方をご紹介しています。

ブレイングボード®は以下のサイトからご購入いただけます。

ブレイングボード®公式サイト

6.まとめ

  • ブレイングボード®を使った運動は運動機能だけでなく脳の働きも改善させます
  • 通常の有酸素運動では鍛えにくい小脳系の機能を向上させます
  • 足の裏も刺激することで、心地よさを介して扁桃核も刺激します
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