2026-06-14 アルツハイマー病の新薬、本当に効くのか? 近年、認知症医療で大きな話題となっているのが、レカネマブやドナネマブといった「アミロイドβ抗体薬」です。これらの薬は、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβという異常なたんぱく質を脳から取り除く治療です。 「 …
2026-06-09 認知症で寝たきりでも身体障害者手帳はもらえない? 外来で認知症の患者さんを診ていると、ご家族からよく受ける質問があります。「先生、母は認知症で寝たきりになっています。身体障害者手帳はもらえますか?」 ご家族から見れば当然の疑問です。実際に動けず、食事も介助が必要で、会話 …
2026-06-02 「見た目」で介護職を判断しないで――現場からの小さなお願い 近年、介護業界では深刻な人材不足が続いています。高齢化が進む日本において、介護職の存在はますます重要になっていますが、その一方で「大変そう」「厳しそう」というイメージから、働き手がなかなか増えない現実があります。そんな中 …
2026-05-31 まだ認知症ではない人”を診る時代へ――認知症ガイドライン2026の衝撃 認知症診療が、大きな転換点を迎えています。2026年、『認知症疾患診療ガイドライン』が9年ぶりに改訂されます。前回改訂された2017年当時と現在では、認知症医療を取り巻く環境は劇的に変化しました。最大の変化は、レカネマブ …
2026-05-03 夫は施設で回復、妻は自宅で崩壊…一緒にいたい”が危険になる時 多くの方が、「できるだけ自宅で」「夫婦は一緒に」という価値観を大切にされています。それ自体は、とても自然で温かい願いです。しかし、認知症という病気は、その前提を静かに、そして確実に崩していきます。 結果として、「一緒にい …
2026-04-15 介護休業給付金「使えない社会」を変える 外来で診療をしていると、こんな言葉をよく耳にします。 「本当はもっと関わりたかった」「仕事があって、最後はほとんど施設任せでした」 これは決して特別な話ではありません。むしろ、多くのご家族が抱える“後悔”です。しかし、日 …
2026-02-27 【お薦め本の紹介】『うちの父が運転をやめません』 うちの父が運転をやめません(著:垣谷美雨)は、一見すると「高齢者の免許返納問題」を扱った物語です。しかし読み進めるうちに気づきます。これは単なる交通安全の話ではなく、お金、家族、仕事、誇り、そして“将来”とは何かを問う物 …
2026-02-23 「影の仕事」に潰されるな――ケアマネは、人生の最終章を支える誇り高き仕事 介護サービスの利用計画を作成する専門職、ケアマネジャー(介護支援専門員)。高齢社会の日本において欠かせない存在でありながら、いま「なり手不足」が深刻化しています。背景のひとつが、本来の業務範囲を超えた「シャドーワーク(影 …
2026-02-02 入所を決断した家族が、後悔しなかった理由 多くの人が、「親を施設に入れるなんてかわいそう」「最後まで家で看るべきではないか」と悩みます。施設に預けることは「見捨てた」ことになる──そう思い込んでいる方も少なくありません。 でも、現場で数多くの家族を見てきた私の実 …
2025-12-08 ヒーローが倒れた病──前頭側頭型認知症の脅威 「ダイ・ハード」シリーズで世界中を魅了した俳優ブルース・ウィリスさん。彼が2022年に俳優業を引退した理由は「失語症」であり、その後「前頭側頭型認知症(Frontotemporal Dementia:FTD)」と診断され …