2022-07-05 認知症患者さんの運転禁止は『80歳の壁』でなく法律で決まっている 和田秀樹さんの「80歳の壁」が売れています。私も一読しましたが、とても参考になることもあり、このブログでもお薦めさせていただきました。しかし認知症専門外来では、ちょっとした波紋が起きています。それは本の中では「運転免許は …
2022-05-24 医師は診断書でも患者さんを救える 先日、長年診察をさせていただいた患者さんがお亡くなり、ご家族が挨拶に来てくださいました。お亡くなりになっても、挨拶に来ていただくことは、医師冥利につきます。その時のご家族の言葉が、「先生のお蔭で住宅ローンが免除になったこ …
2022-05-17 医師は薬を出しているだけではない!リフィル処方箋をお薦めしない理由 最近、リフィル処方箋という言葉がマスコミをにぎわしています。その論調は、あたかもリフィル処方箋をださない医師は「悪」とまで言わんばかりです。正直、本当に患者さんのことを考えると、良心的な医師ほど「リフィル処方箋」には躊躇 …
2022-03-25 エーザイの抗認知症薬「レカネマブ(BAN2401)」も大丈夫? 抗認知症薬を開発しているエーザイは、アルツハイマー病の進行抑制が期待される世界初の治療薬として2021年に米国で承認された「アデュヘルム」を事実上断念しました。以前から、自分は「アデュヘルム」の効果およびあまりの高額な値 …
2021-11-24 認知症治療の新星「ジンジパイン阻害薬」は特効薬ではないが重要と考えられる理由 最近特定の歯周病菌が分泌するタンパク質分解酵素(以下:ジンジパイン)がアルツハイマー型認知症の発症・進行に関与しているという研究結果が明らかになりました。その結果、ジンジパインの働きを阻害する薬が認知症の発症を予防する可 …
2021-11-02 認知症患者さんの「罵声・暴言」その理由と専門医の対処方法は 先日も患者さんに、「医者は患者さんに説明する必要がある」、「先生は何も説明してくれない」、「こんな先生には二度とかかる必要がない」と罵声・暴言を浴びせられました。ご家族は、とても申し訳なさそうに、平謝りです。しかし、認知 …
2021-10-11 治る認知症…慢性硬膜下血腫について。専門医でもCTを撮らないと分からない、とは 認知症の外来では、「認知症が1~2か月で進行した」といって受診されるご家族がいらっしゃいます。しかし、認知症が1~2か月で進行することは、殆どありません。認知症という病名は、あくまで症候群であり、その中に100を超える原 …
2021-09-27 見当識障害・認知症専門医が伝える症状、治療法、対応のコツ等全知識 最近、父の「物忘れ」が多くなってきたようだ。「オヤジもそろそろ認知症かも…」と思って医師の診察を受け、一言。 「お父さんは少し認知症の傾向がありますね。見当識障害も見られます。まあよくある認知症の症状ですよ。」このように …
2021-07-12 認知症の症状・10の代表例&早期発見で5つのメリットを得る方法 「最近、同じ話を繰り返す」「些細なことで怒りっぽくなった」「曜日感覚がなくなった」 ご家族にこのような方がいらっしゃいませんか?認知症の症状かも?と心配になるかもしれません。 しかし、年を取ればしょうがない、そこまで不安 …
2021-04-28 病院に連れて行くだけではダメ!認知症を疑った時の受診の仕方を専門医が解説 社会の啓もうにより認知症は早期受診が大事ということが理解されてきています。そのため、最近では多くの御家族や患者さんが、早い段階で認知症専門医の受診をしてくださいます。しかし、受診に際し、どんな準備をして良いのかもわからな …