2025-12-19 【お薦め本の紹介】限界国家 『限界国家』は、これからの日本が直面する人口減少や高齢化、働き方の変化を、物語を通して静かに問いかける一冊です。政治や経済の中心にいる人々の考え方が時代の変化に追いつかず、これまで当たり前だった仕組みが少しずつ立ち行かな …
2025-12-17 65歳の「数日前」で損得が変わる国──働く人を減らす日本の制度 少子化が深刻化し、高齢者比率が加速度的に高まる今、日本のみならず先進国共通の最大課題が「社会保障制度の持続性」であることは疑いようがありません。年金、医療、介護といった社会保障は、本来“現役世代が支える”構造です。ところ …
2025-12-15 初診で28日休職?──オンライン診断書の闇 精神科オンライン診療が普及し、患者にとって医療が身近になりました。通院が難しい人にとってオンライン診療は非常に有効です。しかしその一方で、医療現場では深刻な課題も生じています。それが 「休業診断書があまりに安易に出されて …
2025-12-10 1億円配当でも非課税──知られざる不平等 こんにちは。認知症専門医であり、FPとして税制と社会保障を日々研究している長谷川嘉哉です。 今日は、日本の税制に潜む「誰もが気づかないけれど、実は極めて重大な矛盾」についてお話しします。 それは── 年間1億円の配当所得 …
2025-12-03 預金1億でも“低所得”? 近年、医療費・介護費の膨張にともない、「高齢者の負担をどう設定すべきか」という議論が活発になっています。特に注目されるのが高齢者の“高所得者”区分をどう定義するかという問題です。現行制度では、多くの場合“年金を含む所得額 …
2025-11-14 【お薦め本の紹介】偽善医療 『偽善医療』は、日本の医療の「当たり前」を一度立ち止まって見直すための一冊です。がん検診や薬の使い方、ワクチン、医療費の仕組みまでをエビデンスの視点で丁寧に検討し、「何が本当に患者のためか」を静かな語り口で考えさせてくれ …
2025-11-12 脱・新聞脳のすすめ―情報を「受け取る」時代から、「選び取る」時代へ―― 私の周囲を見渡しても、50歳以下で新聞を定期購読している人を見かけることはほとんどありません。かつては「朝刊とコーヒー」が日本の朝の定番でしたが、いまやその光景は“昭和の風景”になりつつあります。医療や認知症、ファイナン …
2025-11-03 税金でバレる!本当の成功者は目立たない テレビ番組で「芸能人の豪邸特集」や「成功者の夢の家」を見るたびに、私はつい職業柄、別の視点で考えてしまいます。10億円を超えるような大豪邸に住むというのは、単純に「お金持ち」という話ではありません。むしろ、「税金をどう処 …
2025-10-31 【お薦め本の紹介】『じゃあ、あんたが作ってみろよ』 谷口菜津子さんの『じゃあ、あんたが作ってみろよ』がドラマ化されました。タイトルだけを見ると挑発的に聞こえるかもしれませんが、実際の作品は「作る」という行為を通して、人が人を理解しようとする温かい物語です。ドラマも非常に見 …
2025-09-24 【警鐘】湿布は「タダ」じゃない 〜医療財政を圧迫する無意識の負担〜 外来診療をしていると、よくある光景があります。診察が終わるとすかさず患者さんがこうおっしゃいます。「先生、湿布多めにください。できれば○○袋分。」実際、痛みの訴えとは別に、湿布の希望だけで外来を受診される方も少なくありま …