経営者は、「アポE遺伝子」の測定を!

2017-02-08

特定の遺伝子型を持つ人で、
アルツハイマー型認知症の原因物質、アミロイドベータが
若いうちから脳内に蓄積し始めることがわかっています。
「アポE」と呼ばれる遺伝子の4型を持つ人は、持たない人に比べ、
アミロイドベータの蓄積が前倒しで始まります。
“アポE遺伝子”には父親、母親由来の2つがあり、
4型を1つ持つ人では実年齢より11歳年上並みの割合、
2つ持つと23歳年上と同等となります。
つまり、4型を2つ持っている患者さんは、年齢が60歳でも
脳の実態は83歳と同等なのです。

4型を1つ持っている患者さんは、一般社会での頻度は10%程度ですが、
認知症専門外来では、30%と通常の3倍。
4型を2つ持っている患者さんは、一般社会での頻度は1%程度ですが、
認知症専門外来では、10%と通常の10倍です。
つまり、認知症初診の4割程度の患者さんは、4型を持っているのです。
但し、病気の遺伝子があるからといって100%発症するわけではなく、
ない人に比べると発症しやすいということを理解ください。


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『あっても過剰な心配はせず、なくても安心はしない』というスタンスが大切です。
病気には後天的な誘発因子(生活習慣や嗜好など)も大きく影響しています。
4型を1つ持っている患者さんでも、早期の治療・対策で
改善維持されている方もたくさんいらっしゃいます。
当院では、希望があれば採血だけで検査が可能です。
特に、経営者の方にはお勧めしています。
4型を2つ持つ場合には、引退を前提とした経営が必要となるからです・・

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