竹田和平さんは82歳とは思えない若さです。
顔色も良く、表情も生き生きしています。
認知症専門医の眼から見ても、認知症ではありません。
論理的な思考からは早期認知症もなさそうです。
まさに認知症とは無縁な高齢者です。
和平さんの話は一見精神論ですが、
かならず数字による裏付けがあります。
まさに論理的思考が維持されているのです。
和平さんは、投資家として単に株を買っているわけではありません。
実業として、「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓の会長を務める経営者でもあるのです。
そこからの役員報酬を個人で受け取り
個人で多くの上場企業の大株主でもあるのです。
ですから会社が成長することや、配当を出すことの厳しさを知り尽くしています。
そんな経験を投資に活かしているのです。
ちなみに投資先の会社の、PERや配当の基準についても
決して、PERが低いだけ、
配当が多ければ良い
という判断ではないのです。
そこには経営者として絶妙なバランスがあるのです。
何と受付のペッパー君でさえ
最後は、人件費削減につなげるあたりさすがです。
最後に、お金を儲けた後、人生の最後をどのように締めくくりますか?の質問には、
お金儲けの究極は、“美術か教育”と言われました。
ちなみに和平さんは、教育で納めると言われました。
どこまで切れ味鋭い回答には感服です。
和平さんは、“お金は人間の最高傑作”と言われましたが、
もしかすると、”お金は認知症の特効薬“かも知れません。