2023年7月、記録的な大雨で広い範囲が浸水した秋田県では、水につかっていた車の中から男性1人が死亡しているのが見つかったほか、水につかって動かせなくなった車が路上に多く残されるなど各地で大きな被害が出ました。
温暖化の影響でしょうか?日本中どこでも、どの季節でもゲリラ豪雨が当たり前になってきました。そうなると街中であっても、車に乗っている際に、水没にあう危険性が出てきます。
冠水した道路を無理に走り続けたことによって、道路外に飛び出して、池や川などの水中に転落してしまう事故が毎年、数十件発生しているそうです。そうでなくても河川の氾濫や津波により運転している自動車が水没してしまうこともあります。
車の周囲の水の高さが30㎝を超えてくると、相当の力を出さないと扉は空けにくくなるようです。水没などすれば扉を開けることは不可能と考えた方が良いようです。そのうえ、パワーウインドウの場合は、水による電気系統の故障やガラスにかかる水圧で開かなくなってしまうこともあります。
そうなると、ガラスを割ることでしか脱出の方法はありません。しかし、先日もテレビで実験をしていましたが、傘や鍵、さらにはヘッドレストの金属部分を使っても窓ガラスを割ることは不可能でした。その際に紹介されていたものが緊急脱出用ハンマーです。これですとそれほど力を入れなくても、窓ガラスを割ることができます。今すぐにでも、万一に備えてすべての車に常備しておくことをお薦めします。