京都検定が、ネットワークを創造する

2016-12-14

教育の専門家ではありませんが、
やはり詰め込み教育は大事だと思います。
創造は、詰め込み教育からこそ生まれるのでは?

自分は、昨年、京都検定を取ってから
人生が変わったとさえ思います。
“京都検定2級を持っていれば、
話のネタになる?”
といった、遊び心が動機でした。
しかし、勉強をはじめると難しい・・
3級の合格率が約50%
2級の合格率が約25%
1級に至っては、4%
京都検定は、好きで受ける人たちばかりです。
それでこの合格率は異常です。

試験内容は、
歴史史跡神社寺院建築庭園美術
伝統工芸、伝統文化、花街行事
京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説地名自然観光学など、
京都に関すること全般から出題されます。
“こんなことまで聞く?”と不満を持っても、
文句があれば受験しなければ良いだけですから、
だまって情報を詰め込みます。
京都の地図を開き、
寺社仏閣、通りの名前をたたき込みながら、
勉強しました。
ちなみにファイナンシャルプランナーの試験よりは、
はるかに難しかったです。
しかし、合格してみると、
名所旧跡の位置関係がわかります。
さらに、季節ごとのどこで何が咲いているかもわかります。
結果、どの季節に行ってもそれなりのプランニングができます。


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基礎知識が叩き込まれていると、
小説の中で”三井家が菩提寺の真如堂を参拝する”と書かれていれば、
紅葉と三重塔と庭園の映像が浮かびます。
松平容保が幕末に金戒光明寺に陣を構えた理由が、
御所からの距離、城構え、千名の軍隊が駐屯できるなど、
実際に訪れていると理解できます。
庭園を訪問すれば、誰が作ったかもわかりますし、
作者による庭園も共通点が楽しめます。
さらに、岐阜県多治見市の永保寺庭園と天龍寺の庭園の作者が、
同じ夢窓疎石であることが分かれば、離れた地でも親密さが湧きます。

京都検定のお蔭で、
自分の周りに飛び交う京都関係の情報が、
頭の中で、新たなネットワークを構築しています。
まさに、”創造”です。

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