最近、短期脂肪酸という言葉を耳にします。ヨーグルトや乳製品に含まれていることを売りに商品販売にも使われているようです。聞きなれない短期脂肪酸とはどんなものでしょうか?
目次
1.短期脂肪酸とは?
脂肪酸は炭素がいくつも連なった構造をしていて、炭素の数によって短鎖・中鎖・長鎖に分類されます。
このうち6個以下の炭素数を持つ脂肪酸が「短鎖脂肪酸」と言われます。「短鎖脂肪酸」とは、ビフィズス菌などの腸内細菌が大腸で水溶性食物繊維やオリゴ糖などをエサにして作り出す代謝物質の総称です。「短鎖脂肪酸」中には、「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」などがあり、それぞれに身体にとって大事な働きをします。
2.短鎖脂肪酸の効果とは?
短鎖脂肪酸の効果には、次のようなものがあります。
- 体脂肪の減少、基礎代謝の向上といった抗肥満効果
- 腸内環境の改善、整腸作用、悪玉菌の抑制作用
- 腸管バリアの向上、免疫力向上
- 排便の促進
- コレステロールの合成抑制
いずれも、健康な腸内環境を整えることで、全身の健康を支える重要な役割を担っています。
3.『短鎖脂肪酸』を増やすには?
こんな魅力的な『短鎖脂肪酸』はどうすれば増やすことができるでしょうか?短鎖脂肪酸は、腸内で善玉菌などの発酵によって作り出されるため、大腸での短鎖脂肪酸の産生につながる善玉菌を摂ることを意識しましょう。また、その善玉菌のエサとなる食物繊維などの摂取も重要です。
食事だけでなく、サプリメントや整腸剤を合わせて活用すると、効率的に善玉菌を摂取し、短鎖脂肪酸を増やすことができるのでおすすめです。
4.医師の処方薬「ミヤBM」は効果的
医師が処方できるミヤBMは短鎖脂肪酸を増やすには有効です。ミヤBMに含まれる酪酸菌の特徴は芽胞という強い膜に覆われていることです。そのため胃液や胆汁酸や消化酵素などの影響を受けにくく、生きた状態で腸に到達して整腸作用を発揮します。定期的に内科を受診しているような患者さんは、ミヤBMを追加処方してもらっても良いかもしれません。
5.サプリメントでは?
医師から処方してもらえない方は以下のサプリメントも有効です。
6.まとめ
- 短鎖脂肪酸は抗肥満効果をはじめ腸内環境を整えることで、全身の健康を支える重要な役割を担っています。
- 短鎖脂肪酸を増やすには善玉菌の摂取とエサとなる食物繊維などの摂取も重要です。
- 医師が処方するミヤBMおよびサプリメントもお薦めです。