加谷珪一さんの“お金持ちの教科書”のご紹介も3回目ですがこれで最後ですのでお付き合いください。自分自身、興味があるので、どうしてもお金の話が多くなってしまいます。内心、お金の話ばかりして良いのかな?と思っていました。
本の中で、“お金もちはいつもお金の話をする”という章がありました。紹介すると
“お金の話をして、嫌な顔をする人はお金を持っていない。いつもお金の話をすることで、お金に縁がない人を排除して、お金に関係のある人だけを選別することができる。” これには勇気づけられました。今まで以上にお金の話をすることに勇気づけられました。
何しろ、加谷さんは、
・ お金持ちは前向きで精力的だが、貧乏人は、後ろ向きで愚痴っぽい。貧乏人と付き合うな!
・ お金がない人は、支払うべきお金も支払わない。その上、支払わなければいけないお金からは逃れられないという合理的な考えもできない
とまで言っていますから。
さらに本の中で、会社を独立したAさんとBさんの話が紹介されていました。Aさんは、偶然有力なパートナーを見つけ成功した。しかし、Bさんは、頑張っているが苦戦している。その時に、Bさんに同情した人の最大の問題は、『頑張ったご褒美を期待する“使われる人”の発想』と指摘していました。もちろん私は、Bさんに同情するような感性は持っていませんでしたが・・
さらに、
・ お金持ちは他人に世話になったら、『感謝』でなく『お礼』をする。軽々しく、感謝・感謝を口にする人は、基本的に『人に何かをしてあげよう』という意識は薄い。それに比べ、お礼をするという行為は、自分に対しても他人に対しても厳しくなければ実現はできないものである。
・ お金で幸せになれるか?・・お金は不幸を減らしてくれる
・ 消費者には以下の3段階ある
① 純粋な消費者 ②投資家側の理屈を理解した賢い消費者 ③投資に専念する投資家
ただの消費者にはなるな!
以上3回にわたって加谷珪一さんの“お金持ちの教科書”を紹介してきました。最近読んだ中では、大変ためになる本でした。もちろん、お金に関心のない方にはお勧めしませんが、これからの乱世には生き残れないかもしれません。