平成22年6月22日に学研メディカルさんから出版させて頂きました。
本のタイトルは、ボケたじいちゃんがボクに白衣を着せた“患者と家族を支える認知症の本”です。
今回の出版は以前からグループのコンサルティングをお願いしている石原明先生のCK PLATさんの指導により実現したものです。
出版の題材もいくつかあったのですが、自身の最初の本として、“長谷川嘉哉の人となり”を表す、大事なものであると指導されました。
そうしてみると、自身が世間に対して出版をする意義のあるものは、やはり認知症についてではないかという結論に達しました。
確かに、認知症をテーマとした本は、たくさん出版されています。
しかしその中で、認知症の元家族であり、現在、認知症の専門医である自分にしか書けない事があると思っています。
今回の題材となった祖父が亡くなったのは、昭和55年7月21日でした。
自身が多感な中学3年生のときでした。
死後、30年経った年に出版された本を、仏壇に供えました。
指導いただいた石原先生始め、多くの方々のお陰で出版が実現した事も、祖父の導きと感じております。