血糖値スパイク(=食後高血糖)をもつ総合内科専門医として、令和2年4月からリアルタイム血糖値測定器「フリースタイルリブレ」を装着して血糖値を気にしています。同じ食事をしても、工夫することで血糖値の上昇を抑えられることに驚いています。
特に、以前は朝食にパンを食べていたのですが、血糖値の上昇から最近は殆ど摂取していません。しかし、時々どうしてもパンを食べたくなることも事実です。そんな時にお薦めなのが、オリーブオイルと一緒に食べることです。
このことは研究でも明らかになっています。European Journal of Clinical Nutrition(1992) 46,161-166の論文では以下のような報告がされています。
- 健康な人を対象に、食後の血糖値の変化を調べた結果、炭水化物を油と一緒に摂ると、血糖値の上昇がゆるやかになる
- 実験で使われた、バター、コーンオイル、オリーブオイルの中では、オリーブオイルの効果が最も高かった。
オリーブオイルには、糖の吸収を緩やかにするオレイン酸が多く含まれていることが要因のようです。オリーブオイルの効果は、パスタなどを食べるときにも有効です。私は、朝にヨーグルトを食べるときに、オリーブオイルを加えて食べています。ヨーグルト自体にも血糖抑制効果があるのでダブルでお薦めです。ヨーグルトの効果については以下の記事も参考になさってください。
ちなみに、オリーブオイルにも種類があり、信頼できる商品を選ぶには手間がかかります。私は、個人的に吟味をしたうえで、以下のオリーブオイルを使っています。