生成AI・ChatGPTと一緒に、毎日アプリを作り続けた100日間の記録。特別なスキルがなくても、「楽しむ気持ち」と「ちょっとした工夫」でここまでできるんだ──そんな勇気をくれる一冊です。うまくいかない日も、気分が乗らない日もあるけれど、小さな好奇心を大切にして前に進む。努力ではなく、楽しみながら続けることの大切さに気づかせてくれます。
- 私にあるものといえば、ChatGPTで作ったゲームのコードと、ChatGPTを使ってレポート課題をサボる技術、そして授業で少しかじったソフトウェア工学の知識だけ。コードを深く理解しているわけでもない。ChatGPTに大まかな構造を指示して作らせただけだ。
- プログラミング教育を、従来の言語学習中心のアプローチから、設計や上流工程を重視した学習方法に変える提案だ。私の実体験に基づけば、説得力のある内容になるかもしれない。
- Xは不思議なSNSだ。閲覧することでとくに有益な情報が得られるわけでもないのに、なぜか見続けてしまう。
- #いいねの数だけ勉強する それを見た瞬間、私の中で何かがカチッと音を立てて動き出した。 そのポスト(ツイート)の投稿者は、「いいね」やフォロー、リポストの数に応じて勉強時間を設定し、それを公開している。
- 「100日間、毎日『何か』を作り続けるってどうだろう?」 単なる勉強じゃない。実際にコードを書いて、アプリを作る。それをXで公開し、進捗を報告する。
- 私は、“Fake it till you make it”という言葉が好きだ。日本語にすると「成功するまで成功者のふりを装う」という意味になる。
- 私がプログラミングをする動機は、次の2つだ。1つは「自動化すること」。もう1つは「ゲームやツールを作ること」。
- 作業を続けていく中で、ChatGPTの長所と短所が少しずつ見えてきた。ChatGPTはプログラムの骨組みを作るのには非常に便利だが、デザインの微調整や人間が感じる美しさのような主観的な要素は、やはり自分で作らなければならない。数学的な美しさや対称性はChatGPTで表現できるものの、ゲームのビジュアルや操作感といった直感的な部分は人間の感覚が不可欠なのだ。
- 「覚えているっていうよりは、メモを取っているんです」
- 「でも、このメモ、ただのメモじゃないんです。『 Zettelkasten』っていう、メモ同士をリンクさせる手法があって、それを参考にして作ったものなんです」
- Zettelkastenの手法を使えば、過去のアイデアや思考と今の作業をリンクできる。だから、何も考えずにあれこれ記録していくうちに全体像が自然と見えてくる。この仕組みがあれば、いつも直感的に生きている私でも、何とかアイデアや思考を形にできる。
- 一般論だとすれば、先生の問いは次のようなものだろう。 ・今の若者は、なぜ努力をしないのか? ・今の若者は、どうしてすぐに逃げ道を見つけたがるのか?
- 私は、こうした問いに対する答えを既に持っていた。 「努力が時代に合わないからじゃないですか? 他人に無理に努力を強制されるのは間違っているし、そうなったら逃げるべきだと思うんです」
- 昔は『努力すれば成功する』っていう考えが当たり前だったのでしょうけれど、今は違います。無理に辛いことを続けても、成功する保証なんてないんですよ。
- 数学を使いこなせるエンジニアこそが、システム全体を設計できる優れた技術者になれるんだ。
- ChatGPTは使い手の能力以上のことはできない
- サボるために全力を尽くす。
- 自分がただの怠け癖だと思っていた「手を抜くために全力を尽くす」姿勢。それを「プログラマーの本質」や「才能」だと言われると、自分の中での評価が少し変わった気がした。
- やみくもにChatGPTに頼るのではなく、あらかじめ回答を予想しながらなるべく具体的に質問する。
- 100日チャレンジで初めて感じたのは、「継続とは苦行ではなく、習慣として楽しむものだ」ということだった。人は努力を美徳と捉えるけれど、努力や苦行という感覚ではまず続かない。それよりも、「どうやって楽しく自然に習慣化していくか」が重要なのだ。


認知症専門医として毎月1,000人の患者さんを外来診療する長谷川嘉哉。長年の経験と知識、最新の研究結果を元にした「認知症予防」のレポートPDFを無料で差し上げています。