医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
2023年11月21日に1泊2日で第11回目の親子旅行に行ってきました。「親子旅行」という言葉に疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。「家族旅行」とは違うのか? 明確な言葉の定義はありませんが、一世代前の血のつながっ …
高齢者の介護において、食事量の低下は切実です。他の訴えは様子観察が可能でも、「食事量の低下」は、様子観察だけでは、命に直結します。そんな、「食事量の低下」には大きく2つの病態に分けられます。「食事をとらない」と「食事がと …
単に太っているだけでなく、それが命に関わり医学的な減量が必要な場合があります。そんな時に、ただ「食事量を減らしてください」、「運動をしてください」では結果は出ませんし、結果がでてもリバウンドをしては意味がありません。そん …
何気なく飲んでいる飲み物について、多くの情報をいただける本です。ちょっとした工夫で仕事の効率だけでなく、人生を左右しかねないことが理解できます。 修行僧ではない普通の人でも、1週間の断食には十分耐えられます。しかし、飲水 …
最近、患者さんの血液検査をすると老若男女、タンパク質が足りていません。その結果、体調不良を訴えている患者さんが本当に多いのです。「タンパク質が足りていませんよ」と指摘すると、皆さん怪訝そうな顔をされます。しかし、詳しく聞 …
外来では、高齢の多くの患者さんが慢性的な痛みに対して、湿布を希望されます。若い方でも、捻挫や肩こりなどに湿布を使われるのではないでしょうか? そんな湿布ですが、種類、使用方法、副作用について知らずになにげなく使っていない …
衝撃的なタイトルですが、確かに外来で採血をすると、低タンパク、貧血、ビタミンD欠乏、亜鉛欠乏の4つをクリアしている人は殆どいません。ちなみに、自分も低タンパクでビタミンD欠乏でした。 自分のからだの栄養状態を知ることが大 …
2015年(平成 27 年) に行われた税制改正により、相続税の課税対象者が爆発的に増えたように、何も知らず、対策をしていないとせっかく築いた財産が好きなように国に没収されてしまいます。そのためには勉強して、早め早めに対 …
私は以前から、アルツハイマー型認知症の本質に到達するには脳だけを見るだけでなく、身体全体、特に腸への視点が重要と考えています。今回、アイルランドの研究チームが、アルツハイマー病患者の糞便を健康なラットに移植するという実験 …
外来では、「就職をするから診断書をください」という方が、結構いらっしゃいます。そんな診断書ですが、要望されるものに違いがあります。「何でもよいから一番安い診断書」というものもあれば、「決まった書式で検査項目もここまで必要 …