【お薦め本の紹介】投資をしないリスクを減らす前に、ウォール街のランダム・ウォーカー

【お薦め本の紹介】投資をしないリスクを減らす前に、ウォール街のランダム・ウォーカー

私の子供のころは、定期預金の金利は7.2%。銀行にお金を預けると10年で倍になったものです。つまりインフレであったのです。そのため、多くの人は、お金を銀行に預けるだけでなく、株や土地を買ったものです。

令和3年2月、コロナ禍において、世界中でお金を擦りまくっている状況では、インフレは必至です。そのような時代に、投資をしないことはリスクになります。しかし、だからと言って金融機関で投資をしても、100%ぼったくりクソ商品を売りつけられるだけです。

そのため、投資をする前に自ら学ぶ必要があります。そのバイブルともいえる本が、今回紹介する「ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 」です。一部ご紹介します。

  • 初版の中で私が発したメッセージは、「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンド・マネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと持っているほうが、遥かによい結果を生む」という単純明快なものだった。
  • 機関投資家の取り仕切る今日の株式市場に、個人投資家が入り込む余地はほとんどないように思うかもしれない。しかし、事実は全く逆なのだ。個人投資家は少なくとも専門家と同じくらい、場合によってはそれを上回る、優れた運用成果を上げることもできるのだ。
  • この本にもし副題をつけるとすれば、それは「ゆっくりと、しかし確実に金持ちになる本」
  • 緩やかなインフレに対してですら、実質購買力を維持するためにはそれ相応の投資戦略が必要なのである。さもなければ、私たちの実質的な生活水準は低下し続けることになる
  • 株式市場で金儲けをすることは、実際、それほど難しいことではない。むしろ難しいのは、短期間に手っ取り早くお金を儲けられそうな投機に、お金をつぎ込みたくなる誘惑を振り払うことのほうである。
  • 大事なことは、単なる「バイ・アンド・ホールド」戦略、つまり、ある銘柄ないしは銘柄群を買って長期間保有するだけでも、テクニカル戦略と同じくらい、ないしはそれ以上に儲かるということなのだ。
  • 市場平均のパフォーマンスは「月並み」ではない。平均的なプロのマネジャーたちよりも、常に優れているのだ。しかもこの結果は大型株のみならず、小型株でも、国内株でも、外国株でも一貫している。
  • 投資家の非合理的な行動をもたらすのは、 自信過剰、 偏った判断、 群れの心理、 損失回避願望、の四つの要因なのだ。
  • ウォーレン・バフェットの次の話を肝に銘じてほしい。「ナマケモノに限りなく近い半睡眠状態が、今のところ最善の投資スタイルだ。そして最適な投資期間は半永久的だ」
  • 売らないという意思決定は、現在の株価で買うということと同じなのだ。
  • 個人が投資を行う上で最も重要な意思決定は、人生の各ステージに応じて、株式、債券、不動産、マネーマーケット商品などの「アセット・ミックス」をいかにバランスのとれたものにするかという決定であろう。
  • 「リバランス」と呼ばれる極めて単純な投資のテクニックを使うことによって、リスクを減らし、状況次第ではリターンを高めることができる。
  • 四%ルールの下では、一年間に生活費のために取り崩す額は、虎の子の保有資産の四%以内にとどめるのだ。このルールさえ守れば、たとえあなたが一〇〇歳まで生きたとしても、資金が枯渇する心配はまずないと考えていいだろう。
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長谷川嘉哉監修シリーズ