【お薦め本の紹介】数字を読めない「文系バカ」が日本をダメにするby高橋洋一

【お薦め本の紹介】数字を読めない「文系バカ」が日本をダメにするby高橋洋一

以前から不思議に思っていたことがあります。日本経済をけん引する財務省に日本のエリートとして東大法学部卒の人間が集まっていることです。「なぜ法学部卒が経済を?」の疑問が解ける本です。何より日本はバランスシートには問題がないことがしっかり理解できます。内容を一部紹介します。

  • 各国では平時から軍事研究の一環としてワクチン開発の基礎研究が進められている。事実、今回のワクチンの開発が早かった国はアメリカ、イギリス、中国、ロシアと軍事大国ばかり
  • 日本国内で、「ワクチン開発が遅い」と「軍事研究禁止」の両論を唱える人の矛盾っぷりに呆れるばかり
  • 「さざ波」を「大津波」扱いしたがる文系バカ
  • 朝日新聞なんか、自分たちが主催の夏の甲子園大会を中止したり無観客でやるから、五輪もそうすべきだと言うなら説得力がまだあったでしょうが、もちろん口が裂けてもそんなことは言いません
  • ド文系の人は、予測できずに議論する。理系の筆者には、そうした議論は時間の無駄と思う。予測させて、正しい結果を言い当てるのが、正しい理論
  • 大蔵官僚は会計、財政、経済の専門家でも何でもない。専門家にすらなれない人たち
  • 大蔵省(財務省) というのは、英語では「ミニストリー・オブ・ファイナンス」という。「ファイナンス」というのは、会計という意味も持つ。しかし、大蔵官僚たちは、法学部出身者が多く、会計のことをほとんどわかっていなかった。世の中の人は、大蔵官僚のことを専門家だと思っているが、まったくの誤解
  • 民間企業の人ならわかると思うが、会計は負債と資産のバランスシートを見るのが常識だ。国の会計においても、バランスシートを見るのが世界の常識
  • 大蔵官僚(財務官僚) たちは、国の借金のことしか言わない。借金のことばかりを話して、資産のことを話さないのは、「増税したい」という意図・底意があるからだ。バランスシートの片側の話しかしない人たちが「俺たちは財政の専門家だ」と思っているのは、バカとしか言いようがない
  • 日銀の仕事はけっこう簡単に定義できる。失業率とインフレ率の関係を一番いい状態にする。それだけだ。具体的には、失業率が一番低く、インフレ率が一番低い状態
  • そもそも、脂の乗った六十歳までに数千万円しか貯められなかった人が、その後の人生で何千万円も増やせると思うほうがおかしい。もっと世の中の実態を知ったほうが
  • 金融機関にとっては、資産三億円以下の人たちはまさにカモ
  • ネット運営など、人件費の少ない良心的な生命保険でも、二、三割は手数料だ。
  • 金融庁の人と話をしたときに、「なぜ、保険会社に、掛け捨て保険の手数料を開示させないのか」と言ったら、相手は黙ってしまった
  • 「現役のときの負担は減らしたい。でも将来もらえる年金額は増やしたい」という年金制度はどこにも存在しない
  • 日経が企業の記事を書くときには、バランスシートのことに触れる。ところが、国家財政の話ではバランスシートについてはあまり書こうとしない。〝二枚舌〟でなければ、たぶん、記者が国家財政の見方をわかっていないのだろう。
  • マスコミというのは文系中心で、科学が苦手な人が多すぎる珍しい業界
  • イギリスのサッチャー元首相は化学者だったし、まもなく退陣するドイツのメルケル首相はもともと物理学者
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長谷川嘉哉監修シリーズ