私も一人のユーチューバー? として題名にひかれて手に取った本です。しかし、この本の本質は「2028年の世界を見抜く」でした。これは相当勉強になります。とくに「未来格差」には納得です。超お薦めです。
- ネット教育ではダメだという意見も、僕には当時のネット通販否定論と同じように聞こえてしまう
- 意識が高い親は、聞いたこともない大学で教員免許を取っただけの「普通の教師」に、大事な子供の教育を任せようとはしないでしょう。そんなことをするくらいなら、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授とかのネット講義を受けた方がずっといいじゃない
- AIはもっと賢くなり、僕らはもっとバカになる これから起こるのは、「頭の悪いAI」と「頭のいい人間」の競争
- 必要とされていた仕事が失われる代わりに、 仕事じゃないと思われていたところから仕事が次々と生まれていく。 それがこれからの仕事の姿
- その格差とは、所得や教育というより、未来に対する感度によって生じる「未来格差」です。未来がどうなるのかを常に意識し、自分の行動に反映できるかどうか
- 現在進行している、価値観の変化は、次の3つにまとめられます。 ①「第一印象至上主義」 ②「考えるより探す」 ③「中間はいらない」
- 情報化社会の本質とは、 「世界中の小さな事件の客観情報まで入ってくる社会」ではありません。「大きな事件の解釈や感想が無限に溢れだす社会」なのです。
- 情報を受け取った側は、「情報」だけでなく「価値観」も同時に受け取って、影響を受ける。 その結果、受けた側は与えた側を評価します。 「評価」と「影響」を互いに交換しあう社会。 これを、私は「評価経済社会」と名付けました
- より目立って、他者に対してより強い影響力を行使しようとする。 そんな戦いが、大は国家から、小はユーチューバーや、学校のクラス、職場まで、世界のあらゆる場所で起こっている
- 「盛る」というのが、デジタルネイティブの文化だと僕は思っています。デジタルネイティブ世代は、SNSなどのネット社会で生まれ育っており、 自分を「盛る」ことが本能
- 社会も自分のポジションも変わらないのなら、世界を変える唯一の方法は「盛る」ことだけ
- 僕が見るに、ネットのメディアは大きく3種類に分けられます。 1つ目は「ブログ」。読み込むことで、初めて内容がわかるという点で新聞と似ている。
- 2つ目は「ツイッター」。既存メディアでいえば、ラジオに近いですね。ラジオ番組は、仕事など何かをしながら聞き流すことが多い
- 3つ目が「ユーチューブ」(を含む動画配信サービス) になり ユーチューブは既存メディアでいえば何に当たるかというと、当然テレビということ
- ブログ、ツイッター、ユーチューブ。この3種類のネットメディアが揃ったことで、メディアの需要はほぼ満たされた
- 10 年後、2028年となれば、新聞、ラジオ、テレビの影響力はさらに低下している
- アイドルを目指してアイドルになるのではなく、 何かの分野の第一人者になった人がアイドルになる
- 彼氏/彼女は欲しいけど、恋愛は「コスパが悪い」
- 結婚・育児は二極化が進むことになるでしょう。 1つは、「趣味」としての育児。もう1つは、「資産」としての育児
- 「子供を作らないのが楽」だと思っている人は、気づかない間に消費税をはじめいろんな税金を取られて、「子供をたくさん産んで働かない」人たちの支援をすることに
- 僕ら人間の8割は、バカです。これは2割賢い人がいて、残りの8割がバカだということではありません。僕らの心の8割はバカでできている、という意味
- 最低限の生活が保障されているんだから、未来は面白がった者勝ちです