作者の方がどんな方なのかも知りません。もちろん私は20代でなく、50代です。そんな自分が読んでも、何度もうなずき、何度も納得。そして、いつの間にか心が軽くなる本です。こんな本に、出会えるととても幸せな気がします。題名を気にせずに、すべての世代の方にお薦めです。
- 「二十代の人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かされたかで決まる」 私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました
- 二十代で得た知見で私が気に入ってるものは「死にたくなったら寝ろ」「寝ても解決しない問題は書け」「大人も大人がなにかを知らない」「言葉より行動で人を見よ」
- 最も痛々しい思い出が、それでも一番美しい
- 二十代に自信なんざ要りません。 自信がないから勉強しようと思える。自信がないから、人の優れた部分が理解できる
- 二十代に自信は要らない。自信がないのは、最大の武器
- 贅沢というのは身の程を超えた高価なもの、ではなく、身の程を超えない上質なもの
- 「恋人や結婚相手はお金を持っている人がいい」なんて甘ったれたことを思う方々は、「まず、ご自身がお金を稼ぐべき」
- 好きって美味しいものを一人で食べた時、あの人にも食べさせたかったなと思えることだと思っています。あるいは途方もないほど美しい景色を見た時、思わずそれを撮って写真を送ること
- 幸せって大きく分けて二種類あると思う。ひとつは日常に帰ってくるための非日常の幸せ。もうひとつは、非日常に行くための日常の幸せ
- 性分は選べない。性分は、直すのではなく、引き受ける
- 人は自分に欠けているものほど、それを持っている振りをしようとする
- ずっと好きでいることは誰にもできないように、ずっと好きでいてもらうこともまた誰にもできない。でも、ちょっとくらいは好きでいることはできそう
- 私が唯一女に求めるのは、綺麗でも可愛いでもありません。曲線でも水分率でも、おべっかでも品の良さでもない。度胸です。仕事が飛んでも金がなくなっても一人で生き残る気迫と気概を持ち合わせた度胸です。その孤独に耐え得る、生き様です。 綺麗な女も可愛い女もたくさんいる。でも、度胸を持った女は珍しい。 綺麗は劣化する。可愛いは消える。でも、生き様の真実は絶対消えない
- 叱ると怒るの区別がつく人だけ、叱っていい、怒っていい。 批評と否定の区別がつく人だけ、批評していい、否定して いい
- 見サブスクリプション全盛の時代、映画館は過去最高の年間動員数を記録したらしい。というのも「映画館では、映画しか見ないで済むからだ」と推断されている。世界はまさに皮肉で回っている
- 習うべきは、アンパンマンというプレイヤーではなく、ストックを用意し続けるジャムおじさんだったのかもしれませ
- さよならだけが人生だという。 ほんとうは、さよならとさえ言えないのが人生だ。
- 「私たちが生きている理由ってなんだろう」 するとその直後、アイコン未設定のアカウントから、こんなDMが来た。 「SNSに載せられないことをするためです」
- 「ところで」からは、どうでもいい話を続ければよい。 この挨拶ができる人を私は友、いいえ、同じ星の下に生まれた人と定義している
- 強い人より、弱いまま強くあろうとする人の方が好き
- 私たちは勝つために生まれたのではない。美しく敗北するために生まれてきた。
- 私が言いたいのは「モテない男の方がよい」ではありません。 「男に幸福を望むのは、もうやめなさい」ということ