【お薦め本の紹介】お金と銭

【お薦め本の紹介】お金と銭

本書では、「稼ぎながら『不徳』を積み続けている」と語られています。というのも、稼ぐという営みには、人の「欲」や「恐れ」を刺激し、それらをさらに増幅させてしまう側面が少なからずあるからです。だからこそ、得たお金を「徳を積む」ためにどう使うかが大切になります。本書には、そのための考え方や実践のヒントが数多く詰め込まれています。

  • 元気の源は、 10 年ごとに転じるビジネスを核にした「うまれかわり」です。
  • 今世において、「うまれかわる」とは、過去にこだわらず、未来に惑わされず、 「約 10 年ごとに思いきり転ずるという行動力」です
  • 「お金と銭」から〝ものの本質〟を学び、 「お金と銭」によって〝心の鍛練〟の機会を得られたように感じています。
  • なわち、我々が稼いで得た「銭」には、 逃れることのできない業(カルマ) が染みついているのです。 稼いだ時点で、私たちは不徳の行いを積んでいる。 不徳にまみれた稼ぎが「銭」。
  • 銭を自欲のため、必要以上に使う金銭が「銭」です。 銭を銭のまま使うと、不徳のスパイラルへと転落します。
  • 「徳とは何か?」 現世では運を呼び、良い縁を結び、幸せと豊かさを集める力です。 そして、成長・成功・成果・望みを叶える目に見えない力です。 また、良い来世につながるパワーでもあります。
  • 金銭には、元来、よいも悪いもありません。 あるのはパワーだけ。 金銭があれば、多種多様なモノやコトと交換できることから、 金銭はパワーであり権力になります。   その強大なパワーをどう使うかによって、猛毒にも妙薬にもなる。
  • 「他人の幸せのため」と意識して 正しく使えば、お金と相思相愛に。 お金は、徳を積むための善い手段。
  • 「徳を積む」という目的を果たすうえで、 お金は非常に大きなサポートとなるのです。
  • なんの役にも立たない銭を、私欲のために貯めるのは不徳の行為だと私は考えます。
  • 仕事の縁は切れたとしても、人間関係の縁は切れない。 特に「運がいい人」とのつきあいは大切にしています。
  • 欲はお金を回す原動力。 ただし、過剰な自分のための 欲は毒になる。
  • 「もっともっと」と欲が過剰になると、人は身を滅ぼします。 過ぎた物欲は、むしろ人を不幸にするのです。   それに、物欲を表に出すと、物欲にまみれた人間を吸い寄せます。
  • 年齢を重ね、いろんな人生経験を積んだことで、 私は「足るを知る」という言葉の価値を理解できるようになりました。 欲深い人には、欲深い人が寄ってきます。 過剰な欲は身を滅ぼし、人間関係を乱すのだと、 冷静に自分に語りかけられるかどうか。
  • 手元のお金が乏しくなったとき、人は余裕を失います。
  • 今すぐ必要としている人に使ってもらったほうが お金は〝より感謝につながり生きる〟はずだからです。
  • 確実に死ぬまで残る資産はお金ではありません。 「縁ある人」こそが資産であり、大切にすべき財産です。
  • 寄付を受けた人から感謝の言葉を聞きたいと思ったことはありません。 彼らに伝えるならば、 「私に気持ちよくお金を使わせてくれてありがとう」です。
  • 「いつか」のために大金をしまい込んでおくなんて、もってのほか。 それは、お金ではなく「銭」です。
  • ビジネスを成功させる強いリーダーの条件とはなんでしょうか。 もしも私が問われたら、「弱さと欠点を自覚すること」だと答えます。
  • 3年以上だらだらと続けて結果が出ないプロジェクトは、 もはやビジネスとして成立しません。
  • 仕事で成果を出して稼ぐ人と稼げない人。 この違いは「気づく力」です。 そして気づいた後に「反応する力」。
  • 「執着と嫉妬を捨てることができたら、あとはたとえ一人になってでも、 創生を始めれば自分の道を貫くだけ
  • 商売の基本は、江戸時代から変わらない「入るを量り、出るを制す」。
  • 顧客は「機能」を買い、 ファンは「意味」を買う。 今は、顧客ではなく「ファン」の時代。
  • 理屈で払う金額には上限がありますが、感情で払う金額には上限がありません。
  • 乱れがちな心の軸を、こまめに整える。 その一つの「型」のようなものが、毎朝のルーティンなのです。
  • 運をはこぶのは「人」。 運がいい人に寄り添い、 運が悪い人からは遠ざかる。
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