【お薦め本の紹介】ビジネスエリートになるための教養としての投資

【お薦め本の紹介】ビジネスエリートになるための教養としての投資

日本人は、投資というと悪いイメージを持つ方もいらっしゃいますが、著者の奥野一成さんは、「投資は教養と言われています」。特に、本の中での「投資は額に汗することはないかも知れませんが、脳みそは常に汗をかいています。脳みそに汗をかくことは、額に汗をかくことと同等に尊い」には納得です。本の中から、ご紹介します。

  • 優秀な経営者は、ほとんどの場合、優秀な投資家でもあります。ウォーレン・バフェットが「私は投資家であるがゆえにより良い事業が出来る」と断言している
  • 完全な資本家は資本、すなわちお金を出して、他の人を働かせます。
  • なぜ貧困は遺伝するのか? それは、貧困な親は相当な確率で「労働者1・0」であり、そんな親が子供に「労働者2・0になれ!」などとは普通は教えないからです。逆にある程度、裕福な家庭では、親が子供に対して積極的に資本家としてのマインドセットを教えようとします。
  • ひとつ大きな問題があります。日本の学校の先生、特に公立学校の先生は、どういうわけかリアルなお金の話を子供の前でしたがりません。
  • 株式投資をお勧めするのです。それもデイトレードではない、ちゃんと会社の事業に長期投資するスタンスの株式投資です。
  • 資本主義は、世の中に付加価値を提供できる企業どうしを「神の見えざる手」によって競い合わせることで、より効率的に機能させる近代最大の発明です。「利己」を追求するところに「利他」が生まれるという考え方
  • 時間と少しばかりのお金を有効に配分して、自分という道具を磨き、自分よりも優秀な他人を働かせる。これが投資です。
  • 場が悲観的になって株価が下落すれば、バーゲンセールだとばかりに、素晴らしい事業性をもった企業を買いあさり、手放さない
  • 米国の場合、株式や投資信託の保有比率が高いだけでなく、米国企業の成長に即して株価が着実に値上がりしたからです。日本のように現預金が資産の半分以上を占めており、しかも日本企業が生み出す利益がほとんど伸びない状態では株価も上がるはずがなく、個人金融資産が増えないという状況に陥っている
  • 私が行っているのは「投資」ですが、多くの日本人が行っているのは「投機」
  • そうです。「この農地からどれだけの農作物が取れるのか」を考えるのが投資で、「この土地がどのくらい値上がりするのか」を考えるのが投機です。
  • 大事なことは、儲かる仕組みがあって、その仕組みを他社に崩されることのない参入障壁を持っているかどうかという点に尽きるのです。
  • 私が考える利益の定義は、もう少し奥深い。何かというと、「お客さんにとっての課題を発見し、その課題を解決することで得られる対価」
  • 本当に成功できる人は、学ぶことを苦痛とは感じていません。むしろ努力することを楽しんでいます。学ぶことを楽しんでいます。
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長谷川嘉哉監修シリーズ