先日、素晴らしい本に出会いました。北端康良さんの『自分の秘密』です。
この本は、一読するだけなら、“なるほど”程度で終わってしまいます。しかし実際に書かれていることを実行すると、本当に『自分の秘密』が分かってしまいます。
最初に、北端さんは、「才能の源泉には、切望感がある。人は切望感を満たすために生きる」と述べています。そこで、第一の秘密として、才能の源泉を探します。つまり自分の人生のルーツは何か?どこから来たのか?を探します。そのためには常識に捉われずに『人生で最もインパクトのあった「ある・ない」を見つける』作業を行います。
ちなみに、自分は『運動神経が悪かった、勉強しても呑み込みが悪かった』点から、才能への渇望。そして、貧しくはなかったのですが、『規律正しい豊かさのため』、余裕への渇望があったことに気が付きました。つまり、第三者からは、豊かな生活をしているように見えていても、『能力と余裕を渇望していた』ことが、自分の源泉であったのです。
次いで能力の源泉として、自分が何をしてきたかを見つめます。そのために『具体的な出来事結果をピックアップ 』して、 結果に『共通する』抽象概念を探し出します。そうすると、「満たされない環境・能力から努力で脱出すること」が自分自身の歩んできた道であったことに気が付きました。
そのうえで、北端さんは、才能と能力の源泉を理解したうえで行動すべきであると指摘しています。つまり、多くの人が行動しようとしてもできないのは、自分と違う“才能と能力の源泉”を持つ人を真似たり行動を一緒にしようとしているから無理なのです。つまり自分で言えば、才能や余裕への枯渇が源泉にあるため、決して『分け与えるようなビジネス』を行うことは、自分にも無理が出ますし、他人からも共感を得ることはできまないのです。
やはり、自分は、向上心がある人達と付き合うことが、自分にとっても周囲の人達にとっても幸せにつながるのだと確信しました。
自分でも驚くような秘密に気が付くことができます。読むだけでは意味がありません。是非、自身の源泉を見つけてみてください。