私は、医師ですが、数字にはむちゃくちゃ強いと思います。というより数字が大好きです。もちろん、銀行員家系であるということも一因ですが、それ以上に素晴らしい本に出会ったおかげだと思っています。それは、和仁達也さんの脱ドンブリ経営“です。この本のお蔭で、4つの法人の月次決算におけるチェックポイントが理解でき、問題点も把握でき対応できています。最近では、和仁さんの知識を応用して、年間売上8000億円の製薬メーカの経営会議で講演したり、コンサルタントとしても仕事をしているので、随分利用させてもらっています。(私のコンサルは、徹底した数字の管理が中心となります)
そんな和仁さんが新刊を出しました。“年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書”です。一見医療とは関係なさそうな題名ですが、これが大いに関係あるのです。特に、コンサルタントの4つのモデルとして、プロジェクト型、アドバイス型、ワークショップ型、パートナー型の区分けは、自身がコンサルをする際にもとても参考になります。
しかし、見方を変えるとコンサルだけでなく診療所の患者さんにも当てはまります。単純に風邪を診ているだけでは、プロジェクト型で短期の関わりになります。当グループのように、外来診療から介護サービス、在宅医療、看取りまでしていると、パートナー型として長期に関わることになります。その結果簡単には転院されませんし、それこそ一族で患者さんになってくれます。題名以上に、多くの職業で応用できる知識です。お勧めします。
ちなみに、本の中で、2か所私のことが記載されていますので、探してみてください。