村上世彰さんほどではありませんが、私も周囲の方に投資をお勧めしています。その際に、多くの方が「お金の知識がないために、お金に対して不安を感じている」ことがわかります。
そのうえ、お金に対して刷り込まれたネガティブな意識のため、誰にも相談ができない。そんな方に、投資の考え方や方法を教えてあげると、自ら投資に取り組み、生き生きとされ、不安から解放されるのです。
今回の、村上世彰さんの本は、「高校生に・・」と書かれていますが、社会人にもお勧めです。資本主義に生きるなら、大人になれば全員株式投資は常識です。株式投資をしたことがない方には、特にお薦めです。
- 株式投資は世の中に役立つ行為
- 少し先の未来において大きな利益が得られるように、いまコストを支払うことが投資です。
- 株式市場の動きにはこうした世の中の様々な変化が反映されています。株式市場を見ているだけで世の中に何が起きているのかに気づくことができますし、世の中の様々な動きに対しても「もっと知りたい」という気持ちが湧いてきます。
- 「限られた富を奪い合うもの」ではなく、「皆で富を生み出し分け合うもの」という点が、株式投資の大きな特徴です。
- 日本を離れてみて、これほどお金について家族で話をしない国はないし、お金を「悪であり汚いもの」ととらえている国はないということを、改めて感じました。
- 目的もなくむやみにお金を貯め込む人が大勢いる一方で、老後を見据えた貯蓄ができない人もたくさんいる
- お金は循環すればするほど、さらなるお金を生み出し、国が豊かになっていくのです。
- お金は本来「便利な道具」だけど凶器にもなる。これはそもそもお金だけでなく、包丁や自動車などどんな道具にも当てはまることです。
- 「お金がないと何もできない」 「お金はさみしがりや」 という父からの2つの教えを、今でも大切にし続けている
- お金は、仲間がいるところにどんどん集まってくるものです。仲間がいなければ、なかなかとどまってくれません。お金が集まる循環とは、「稼いで、貯めて、回して増やして、また回して増やす」というものです。
- 金儲けは悪である、という思想はダメです。そのような思想が 蔓延 したら、この国は絶対に滅びます。
- 日本の上場企業の平均的なROEは、リーマンショックで一時落ち込んだところから、この 10 年間で4%程度から 10%近くまで上がってきましたが、欧米の平均的なROEは 15%程度ですし、欧米で優良企業と言われるところは 30%以上のところも多い。