タワマンの事情が良く分かる本です。個人的には、タワマン購入はあり得ません。「タワーマンションに住む場合、管理費、修繕積立金、駐車場代を合計すると、毎月の負担が10 万円以上になることも珍しくありません」とありますが、これではとても購入したとは思えません。
- 販売が終わると不動産会社は一切関与しません。
- マンション販売時に管理費や修繕積立金の額を決めたのは不動産会社でした。 彼らを悪者に仕立て上げる意図はまったくありませんが、不動産会社は管理費や修繕積立金の額をなるべく低く設定することで契約を有利に進めます。
- 実際にマンションを運営する中で、当初低く見積もられていた管理費はどうしても値上げが必要でした。
- 頼りにしていた管理会社は、契約外の業務については追加料金を払わないかぎり一切対応してくれません。
- 建て替えを経験したタワーマンションは存在していない
- 本人の意思にかかわらず、区分所有者は組合員として、マンション全体の運営や維持管理に対する責任を持ちます。
- タワマン運営の基本「ヒト、モノ、カネ」は、「管理、修繕、財政」のこと
- 管理組合や理事会、管理会社が適切に機能すること、長期的な修繕計画に基づいた維持管理が行われること、そして財政の健全性が保たれることが、マンション全体の安定的な運営に不可欠となります。
- 管理会社はあくまでも、マンションの管理業務を委託される外部業者だということです。
- 管理会社は仏のスマイルで住民のために一生懸命働きながら、鬼の形相で利益確保のための巧妙な戦略を練っています。
- マンション管理士を導入してからは、彼が紹介してくれる業者の見積もりを取って比較検討することにより効率的な発注ができるようになりました。
- タワマンに特別な要素があるとすれば、タワマンを高層建築にするため、建物全体の重量が軽量化されている点だと思います。コンクリートの湿式壁ではなく、石膏ボードを使用した乾式壁が採用されているため、遮音性が低くなってしまうのです
- 「修繕積立金を3倍に値上げする」という今回の臨時総会議案は特別決議に該当し、4分の3以上の賛成が必要です。
- 民生委員がタワマン内に存在していることの重要性を痛感しました。
- 社会問題の縮図のように、マンションの住民も高齢化が進んでおり、見守りの対象者が年々増える傾向にあります。
- 広告業界では「ピンチと書いてチャンスと読む」とよく言われます。理事長時代は数々の困難に見舞われましたが、裏を返せばチャンスがそこら中に落ちていたということです。トラブルを乗り越えるたびに、マンション全体の結束が強まり、住民間の絆の深まりを実感してきました。
