平成23年8月から、東京世田谷区の医療法人の顧問になる事が決まりました。
顧問ですので経営に参加したり、経営責任を負うことはしません。
あくまで、医療法人の経営等に対するアドバイスを主たる仕事とします。
今後は、月に1回は、東京の医療法人に出かける事になります。
実は、私自身“他の医療法人の顧問になる事”は、長年の夢でした。
毎年の夢ノートにも必ず記載していたものでした。
この夢の実現には、まったく予想もしない人からの紹介でした。
これもある意味シンクロニシティの一つだと感じています。
早速、8月に医療法人の見学に行ってきました。
私が、コンサルティングや経営アドバイスするときには、MPAに分けて評価します。
ちなみにMとはマーケティング、Pとはプロダクション、Aとはアカウンティングです。
今回の医療法人では、マーケティングは行っているのですが、何分営業先が間違っていました。
自分がアドバイスした場所に営業をかければ、あっという間に集客は完成すると思われました。
プロダクション自体は現場の雰囲気も良く、普通に接すれば問題がないように見えるのかもしれません。
しかし、私としては、公務員時代に感じた、独特の”危機感のなさ“にぞっとしました。
もちろん、クリニックの医療レベルも、玄関から待合室、病棟を見わたせば、ほぼ経営状況を含め把握できるものです。
次いで、アカウンティング、つまり会計ですが、その議論を進める最低限の月次決算書が整備されていません。
月事毎の損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書がないわけですから、地図もなく航海するようなものです。
早急なる、整備をアドバイスしました。
やはり上手くいっていない=赤字体質の企業と言うのは、MPAのそれぞれに問題があるようです。
MPAのどれか一つは、良いという事は少ないように思われます。
逆に、どれか一つでも改善すれば、MPAいずれも改善するのです。
今回のケースでも、まずAの会計部分をてこ入れすれば、自然とMもPも改善する事が予想されました。
いずれにせよ、実際に医療法人を運営しているものが、他の医療法人の顧問をするという事は、顧問先にも有用なアドバイスが出来るだけでなく、自身の法人にもフィードバックできる点に気がつきました。
世の中には、コンサルタントと名乗る多くの方々が見えます。
しかし、実際に自身も経営をしている人は少ないものです。
コンサルティング部門は5年後の当グループの柱になるものです。
よろしければ、多くの方々からのご依頼をお待ちしております。
決して損はさせません。いずれにせよ、医療法人の顧問の機会を戴いた方には、深く感謝します。