受診の壁(医師編)

残念ながら、本人も受診する気になり、ご家族も受診する気になり、せっかく受診しても、診察をする医師の態度・レベルで、台無しになることもあります。

 まず、詳細な聞き取りもせずに、“年を取ればこの程度の事ありますよ”と言って、訴えに耳を貸さない医師。

これは認知症の知識に乏しい医師に多く見られます。

専門医でも、詳細な検査をしないと患者さんの見かけだけでは、騙されてしまう事があります。

但し、言えることは、”患者さん・家族・近所の方の誰かがおかしいと感じた場合は、必ず何か原因がある”ということです。

医師には、そんな謙虚な姿勢が望まれます。

また、詳細な認知症の検査(側頭葉や前頭葉機能)をせずに、画像所見だけで判断していますケース。

これは、多くの患者さんが集まる地域の基幹病院で多く見られます。


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認知症は、画像診断以上に認知症の機能の検査が重要です。

しかしその機能を測定する検査には、人と時間を必要とします。

そのため、基幹病院では対応できない事が多いようです。

以上の為、せっかく早期で受診しても見逃されているケースが多く見うけられます。

これは、我々医師自身の認知症に対する研鑽の問題です。

当グループも積極的に、正しい情報提供に努力したいと思います。

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