我が家は、毎月家族5人で家族会議をしています。2003年9月現在第165回行っていますから、月に1度と考えると14年近くやっています。22歳の三女などは、小学校低学年の時代からやっているのです。
2023年4月16日に第160回の家族会議を行った際は、数日後の4月19日に三女の身に脳塞栓が発症するなど夢にも思いませんでした。集中治療室で管理され、左片麻痺の状態で4週間近くの入院後、リハビリのため回復期リハビリテーションに5月に転院しました。
そんな転院先での2023年の5月21日第161回の家族会議が予定されていました。このような状態での家族会議は中止かと思いましたが、三女の口から「いつも通りやろう」との声。LINEビデオのもと、無事終了しました。
今回、長谷川家の最大の試練をきっかけに、改めて家族会議の意義を認識しました。家族会議についての詳細については以下の記事も参考になさってください。
目次
1.家族会議で何をするの?
家族会議では、最初に自分が1か月で学んだことからとっておきの情報を子供たちに伝えます。そして家計やブレイングループの経営状況も隠さずに伝えます。その後、子供たちの1か月の進捗状況を発表してもらいます。最後に、家族5人が「一か月間でうまくいっていること」を3つずつ発表します。
これは、大橋禅太郎さんの著書『すごい会議』を参考にさせてもらっています。通常の会議では問題点を挙げてもらうことが多くないでしょうか? そうすると、視点がネガティブなものになってしまいます。しかし、うまくいっている事を発表してもらうと視点がポジティブになります。それでいて、会議はとても明るく前向きになるから不思議です。
2.入院して片麻痺の三女にうまく行っていること?
しかし、今回は事情が異なりました。三女は22歳で脳塞栓になり左片麻痺になりながら、急性期病院からリハビリテーション病院でリハビリをしているのです。その彼女に、「一か月間でうまくいっていること」を発表してもらうことは、あまりに酷ではないでしょうか?しかし、三女はその環境下でも「会議をやろう」と言ってくれました。そして、会議では、①毎晩、よく眠れる ②食欲がある ③日記が継続できている と発表してくれました。この環境下でも、うまく行っていることに目を向けてくれている三女、わが娘ながら「凄い!」と思いました。
3.人生良い事ばかりではないが・・
「一か月間でうまくいっていること」を発言する意図は、まさにこれです。人生は良いことばかりではありません。時に悲しいこと、苦しいこともあるものです。そんな中でも、丁寧に日々の生活を見直せば、必ず良いことが見つかるのです。まさに三女は人生の逆境の中でそれを見出してくれたのです。その時は、ラインビデオでしたが、親として涙が出てきました。ちなみに、他の家族も、「毎日ライン電話で家族が話をしている」、「周囲の人たちが協力してくれている」など、苦しい中にも良いことを探してくれました。あらためて家族会議をやっていてよかったと思う出来事でした。ということで令和5年9月17日には第165回目の家族会議がリアルに開催することができました。これからも、子供たちが家族をもっても続けられたら良いなと思っています。
4.まとめ
- 家族会議は人生の試練の時にこそ力を発揮します。
- 逆境のなかでも丁寧に日々の生活を見直せば、必ず良いことが見つかるのです
- 逆境の中でもそのことを実践してくれ三女は、わが娘ながら凄い!と思いました。