【お薦め本の紹介】食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門

【お薦め本の紹介】食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門

同じ量を食べるなら、健康に食べたいものです。古谷彰子さんと柴田重信さんによる、「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」は、食べる時間帯によってダイエット効果だけでなく、健康・不健康の差にまでにつながることを教えてくれます。とても役に立つ情報が満載です。内容から一部紹介します。

  • 実は私たちの体の中には、「体内時計」 と呼ばれる「1日のリズム」を刻むメカニズムがあります。それを形づくっているのが、数多くの時計遺伝子
  • なかでも、脳の「 視交叉上核」(両耳をつないだ中間点あたり)と呼ばれる部分には、 1日 24・5時間 の「メイン時計(親時計、主時計)」 がある
  • 体内時計( 24・5時間)と1日 24 時間とがうまくかみ合った生活をしていないと、さまざまな病気・体調不良の原因になることもわかってきている
  • つまり、 同じ量を食べても、「食べる時間帯」しだいで肥満を引き起こしたり、ダイエットにつながったりする、ということです。
  • 地球の1日は24 時間です。しかし、人間の体内時計は 24 時間ではなく、少し長い「 24・5時間」です。このため、放っておくと少しずつズレていきます。 そこで役立っているのが太陽の光です。
  • 人間の体内時計は 24・5時間であって、そのままでは地球環境の1日( 24 時間)との間に 30 分のズレが生じるため、朝の光によって同調し、体内時計をリセットしていかなければならない
  • 食事によるリセットは、視交叉上核を介さなくても脳の時計(海馬、大脳皮質野など)や全身(末梢臓器)のサブ時計をリセットできるという点で、大きな力をもっている
  • 体内時計で重要なのは、この「絶食時間」 という概念です。英語では朝食をブレックファスト(Breakfast)といいますが、これはまさに、「夜の長い断食時間(ファスト)を終える(ブレイク)行為」
  • 朝食を摂らないということは「体に朝の時間を教えない」ということですから、体内時計を乱す原因になります。その結果、何が起きるでしょうか。体内時計は夜型に移行し、夜型になると「太りやすくなる」
  • ダイエットをめざすなら、朝食を抜くのではなく、まず夜食を控えることのほうがずっと効果がある
  • 体内時計を動かすためには一つの食材を摂るのではなく、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質など、バランスのよい食事を摂ることが必要
  • 「時計遺伝子を動かす」という点では、結論からいえば「魚油」が一番効果大
  • 夜中の1時は、「魔の時間帯」です。「魔の時間帯」に食べると、確実に時計の乱れが生じる
  • 運動部でもない限り、 ダイエットなどが目的で運動をするなら「朝のトレーニング」より「昼~夜にかけてのトレーニング」
  • 「運動は食事後」──これはマウスの実験で明らかになっている、体重を落とすための鉄則
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