今年も、インフルエンザワクチンの季節がやってきました。
毎年、『俺は風邪はひかない?』『ワクチンの効果はあるのか?』『ワクチン接種は1回法が良いのか?2回法が良いのか?』の議論があります。
まず、インフルエンザは風邪とは違います。
症状もインフルエンザは、突然38度以上の高熱が出て、全身の筋肉痛を伴います。大人でもダメージは強いものです。
熱は3-4日で下がりますが、本当に体調が回復するに2-4週間かかります。
放っておいても治る風邪とは明らかに重症感が違います。
職場でも『風邪ぐらいで休むな!しかしインフルエンザでは出勤するな!』の態度を取ってもらいたいです。
そして、経営者の方にお願いです。
わざわざ診断書を持ってくるよう言わないで下さい。
医師にとっても手間ですし、患者さんには費用負担が生じます。
スタッフがインフルエンザと診断されたと報告したら素直に信じてあげてほしいものです。
ワクチンの効果は、過去に全国で治験を行い、成人の場合は有効であるというデータが出ています。
意味不明の理屈を並べずに、素直にワクチンを接種されることをお勧めします。
ただし、小児の場合は、治験を行うことができませんので、詳細な事実は誰にも分かりません。
過去の、全国で行ったデータでは、成人はワクチン接種は1回法で充分抗体ができます。
2回接種する必要はありません。
ただし、小児は2回法が薦められていますが、個人的には過去に接種したことがあれば、1回法で良いと思います。
私の子供達は毎年1回法で行っています。
今年は、一部の生産工場の稼働の遅れ、および15歳以下の小児への助成金による接種希望者の増から、ワクチンの確保が難しいようです。
かなりの医療機関で予約が閉め切られているようです。
幸い土岐内科クリニックでは、11月21日現在、比較的在庫をもっております。
しかしながら、1日50名程度の予約申し込みの状況です、早めの予約をお勧めします。
電話0572-53-0656