東京家族と過活動膀胱

2013-02-18

平成25年1月30日、一人で山田洋二監督の”東京家族“を見てきました。

水曜日の13時40分開演です。正直、ガラガラであると予想していました。しかし30分前に映画館に到着したのですが、なんとチケットはあと3枚でした。もちろん二人並んで座れる席は売り切れで、ある意味一人で来て良かったと思いました。館内のお客さんの年齢層は、相当高く明らかに自分一人は浮いている感じでした。

映画の上映時間は、155分と長かったのですが、とてもほのぼのとしており、あっという間に終わった感じでした。途中でいびきをかいている人までいましたが、不思議と映画のほのぼの感と一体化して、あまり気になりませんでした。

しかし、高齢のお客さんの膀胱には155分は長すぎです。

上映中にトイレに行かれる方が相当数いました。私も講演の際には気を付けるのですが、通常、90分を超えると間違いなく、一人はトイレに行かれます。

そのためできるだけ講演は60分から80分程度で終えるようにします。それ以上の場合は、間にトイレ休憩を設けるようにしています。


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やはり皆さん年を経ると頻尿になります。頻尿とは、文字どおり「頻繁に排尿する」ことですが、成人の場合およそ300~400ccの尿を溜めることができます。100~150cc溜まると軽い尿意を感じ、200cc以上になると、早くトイレに行きたくなります。起きている間に8回以上、睡眠中に2回以上、一日の合計で10回以上、排尿する場合は、頻尿だといえるでしょう。

「突然、抑えられないほどの強い尿意が起こり、がまんすることが困難」という症状を、尿意切迫感といいます。この尿意切迫感に伴って、頻尿や失禁が起こる状態を、過活動膀胱といいます。過活動膀胱の患者数はおよそ800万人と推定されています。過活動膀胱は、男女の差はなく、頻尿のもっとも多い原因となっています。過活動膀胱は、通常溜められるくらいまで尿が溜まっていないのに、勝手に膀胱が収縮を始めるため、突然強い尿意が起こります。これによって、時にはトイレが間に合わず失禁することがあると、その経験が尿意への不安感を増長させます。

過活動膀胱は、薬物療法が有効です。頻尿のために、映画館で映画が楽しめない方は医師に相談ください。

なお、山田洋二監督には、観客の年齢層も配慮した上映時間にされることを希望します。

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